「She is Biden(お前はバイデン大統領と一緒だ)」…トランプ氏の“暴言”にハリス氏は秀逸なカウンターで応戦? 大統領討論会を専門家が解説
「昔のトランプ前大統領であれば相手が話している時間でも常に暴言を浴びせるように言い返していたが、今回はそれができていなかった。(最初に立候補してから)8年という歳月が経ち、当時は自由闊達で元気そうに見えたトランプ前大統領からキレが無くなっていた。年齢は残酷だ」 とはいえ、政策を議論していない討論会で「どちらが勝ったとは言えない」とも話す前嶋教授。支持率も過去もっとも拮抗していると言われており、今後は無党派層の支持獲得がカギとなる。
前嶋教授は、アメリカ大統領選の特徴として「アメリカの無党派層は“中間層”ではなく、うっすら党派性がある。それらの人々に投票に行ってもらうことができるかが重要だ」と指摘。 では、そういった人々をどう動かすか。前嶋教授は「11日の討論会は両陣営にとって満足度の高いものだった。今後は投票行動をさらに後押しするため、特に(支持率が拮抗している)激戦州を中心にSNSの投稿や年収分布、クレジットの購買データなどさまざまなデータ分析を行なって潜在的な支持者を掘り起こす『マイクロターゲティング』という手法を用いた選挙活動が展開されるだろう」と予測。加えて、その分析を根拠とした、有権者に対する戸別訪問といった“ドブ板営業”のような活動によって、ギリギリまで投票率アップを狙うことになるだろうと語った。 (『ABEMAヒルズ』より)