WBOAPライト級王者・保田克也、森武蔵超えの8回以内のKO勝ちを目指す
プロボクシングのWBOアジア・パシフィック・ライト級タイトルマッチ(東京・後楽園ホール)の前日計量が8日、東京・文京区の日本ボクシングコミッション本部事務局で行われた。3度目の防衛を目指す王者の保田克也(32)=大橋=はリミットより100グラム軽い61・1キロ、同級3位のプレスコ・カルコシア(28)=フィリピン=は60・6キロでともに1回でパスした。 昨年6月に王座決定戦で同級2位だったアピチェット・ペッチマネー(タイ)に3-0の12回判定勝ち。王座を獲得してから1年以上が経過した。その間に2度の防衛に成功。世界ランキングはWBO9位まで上がってきた。 「すごく高いモチベーションで一日一日を過ごさせてもらっています。(カルコシアは)あんまり世界的な評価はそんなにない選手だと思っているので、しっかりと内容も求められる試合になると思う。しっかりと倒して勝って、少しでもランキングを上げて、次につなげたい。森武蔵選手より良い勝ち方を目指す」 元東洋太平洋スーパーフェザー級王者の森武蔵(24)=志成=が、2022年7月にカルコシアに8回判定勝ちしており、8回までのKO勝利を誓った。 3度目の防衛に成功すれば、対戦したい相手として「日本王者か東洋(太平洋)王者」と統一戦を希望。「良い勝ち方をしないと、(所属ジムの大橋秀行)会長にも認めてもらえない」と気を引き締めた。 興行は動画配信サービスのFODプレミアムで午後6時頃から生配信される。プロ戦績は保田が14戦13勝(8KO)1敗、カルコシアが16戦12勝(9KO)3敗1分け。(尾﨑陽介)