高橋幸宏さんの軌跡を振り返る展覧会が開催中。「釣りコーナー」など“人間”の部分も楽しめる内容に
去年1月に亡くなった高橋幸宏さん。6月6日(木)に72回目の生誕日を迎えるにあたり、高橋幸宏さんが残した軌跡を振り返る展覧会が企画された。6月6日から9日(日)までの4日間、代官山ヒルサイドフォーラム、そして代官山ヒルサイドプラザで開催となる「YUKIHIRO TAKAHASHI COLLECTION Everyday Life」だ。 【写真】高橋幸宏、坂本龍一の2ショット このイベントを、5月30日(木)に放送したJ-WAVEの番組『DIG UP!』で特集した。
幸宏さんが残した軌跡を振り返る展覧会
番組には展覧会の発起人で音楽プロデューサー、そして幸宏さんの兄である高橋信之さんからのコメントが届いた。この展覧会を企画した想い、幸宏さんとの思い出について語った。 高橋信之:幸宏が去年の1月11日に亡くなってからすぐにお別れ会をやる予定だったのですが、いろいろ事情があってできなくなって、1年経ってしまって「寂しいな」と僕は思っていました。幸宏の告別式は軽井沢でやらせてもらいましたが、ファンのみなさんと一緒に幸宏とお別れができなかったので、みんなで話し合って1年以上経ってしまったものの、幸宏の誕生日を目指してこの展覧会を企画しました。 タイトルの「Everyday Life」には、幸宏さんの日常や、“人間”の部分を見てもらえるような展覧会にしたいという思いが込められているそうだ。具体的な展示物について、信之さんはこう語る。 高橋信之:彼がいままでプロになって、生涯何百曲も作っています。調べたところ、共作を入れると実は600ありました。そのなかから共作ではなくて幸宏が1人、自分だけで作った詞が125編あります。そのなかからこの詞を映像にしてお見せするというコーナーも今回作ります。その詞を10編だけ選ぶのにすごく苦労しました。抒情的な彼らしいもの、それからすごくおしゃれなもの、全部ひっくるめてそれを10本にまとめるというか、選ぶという作業をしました。プラザのほうの会場のコーナーでは、そのテキストが詩集のように字がずっと映像と一緒に楽しんでいただける、幸宏の世界を詞だけで堪能してもらうというコーナーもあります。