絵本を通じた国際交流……在札幌米国領事が英語で読み聞かせ
【北海道・札幌】札幌・円山地区にある在札幌米国総領事館。その領事による「英語の絵本読み聞かせ」が1月23日(土)に札幌国際プラザ(札幌市中央区北1西3)で開かれました。 この企画は、2010年から年2回ほど開催されていて、歴代の領事が行ってきたもの。今回、読み聞かせを行ったハービー・ビーズリー領事(広報文化交流担当)は昨年8月に着任し、今回が札幌では初の英語読み聞かせとなりました。対象となったのは、5歳から小学校3年生までの子どもたちとその保護者。およそ20名が参加し、アットホームな雰囲気の中、読み聞かせが行われました。
“アンコール”でもう1冊
ビーズリー領事が1冊目に選んだのは「Brown Bear, Brown Bear, What Do You See?」。「The Very Hungry Caterpillar(はらぺこあおむし)」で知られるエリック・カールの作品です。カラフルな色使いの動物がたくさん出てくる絵本を読みながら、子どもたちはもちろん、時には保護者の方にもビーズリー領事の読んだ英語を繰り返して読んでもらうことで、距離がどんどん近づいていきました。 2冊目は「Snowmen at Christmas」。アメリカの絵本ランキングのベストセラーとなっている作品で、1冊目と比較すると難しい内容のため、事前にあらすじを解説してからスタートしました。 3冊目は「Pete the Cat and His Four Groovy Buttons」。「Pete the Cat」シリーズの中の一冊ですが、このキャラクターがアメリカで大ヒット、アメリカのいろいろな場所に登場しているそうです。このシリーズは歌と連動していることが特徴で、ビーズリー領事も「言葉の意味がわからなくても、歌詞になっていると単語を覚えやすいので、英語の教材としてもいい絵本です」と紹介してから、歌いながら読み聞かせを行いました。 読み聞かせは3冊で終了予定でしたが、子どもたちの希望もあり、“アンコール”の1冊(「The Loud Book」)はビーズリー領事自身も初めて読み聞かせを行う本が選ばれました。