「暮らしのマーケット」 手頃に楽しめる “秋の味覚” 青森県内での2024年の価格は
青森朝日放送
特集は「暮らしのマーケット」。身近な食材の価格動向をお伝えします。 青森市のマエダストア虹ケ丘店。秋真っ盛り、旬の味覚が並びます。 2024年産の県産リンゴ。現在は早生品種が多く、価格は例年並みです。11月に入ると、さらに品種も増えて価格も安定する予想です。 柿は、主要産地の和歌山県産と奈良県産が、例年並みの価格で並んでいます。 猛暑が長引いたことで、全体の色味や黒い斑点といった見た目に影響が出ましたが、味は問題なし。2024年は大きめで食べ応えもあるということです。 11月には、新潟県産や山形県産も店頭に並び始めます。 一方、9月まで「令和の米騒動」と言われるほど品薄状態が続いていた米は。 【服部未佳アナウンサー】 「現在は新米が潤沢に並んでいますが、価格の高騰は収まりません」 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「お米は、3~4割ぐらい高いです」 青森県産米「まっしぐら」、10kgの2023年10月の価格は4082円。一方、2024年10月現在の価格は6459円で、2000円以上も値上がりしています。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「人件費や肥料などの高騰により、(米の価格が)高くなっています」 (Q.新米の売り上げは)「値上げの影響もあり、今は落ち着いています」 米の代わりに、今、売れているのが―。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「麺類の売り上げが非常に伸びています。中華麺や焼きそば麺、カップラーメン、パスタが非常に売れています」 米が高いから、代わりに麺類…、お得なのでしょうか?焼きそばの価格と比較してみると―。 【服部未佳アナウンサー】 「マエダストアで一番安い焼きそば。1玉およそ61円です。一方、県産米『まっしぐら』は現在10kgで6459円なので、1合およそ96円。ご飯1杯分の価格にすると、およそ48円です」 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「お米の高騰が目立っていますが、それでも麺類やパン類よりもお米の方が安いです。栄養価も非常に高く、秋の味覚にぴったりですので、ぜひ新米を楽しんでいただければと思います」 そんな、ご飯に合う、おすすめの秋の味覚は? 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「サツマイモをおすすめしています」 今が旬のサツマイモ。 野菜全般が高騰している中、サツマイモは例年並みか安く購入できます。現在、多く並んでいるのは茨城県産の「紅はるか」。 その他、茨城県産の「シルクスイート」や「紅天使」の焼き芋も。店内でじっくり焼き上げていて、特に「紅天使」は甘味が強くねっとりとした食感が特徴です。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「先月出始めたサツマイモですが、今月に入り熟成されて甘味がとても増して、おすすめしています」 サツマイモは、満足感が高く、米のかさ増しにもなる優れ物。サツマイモご飯にすれば、少ないお米で満腹に。甘味が増した旬の味を、手頃に楽しめそうです。 そのほか、食材が値上がりしても価格が変わらない、手作りのお惣菜もおすすめです。 中でも、だしのきいた県産ゴボウの金平や、津軽の郷土料理・いがめんち、唐揚げやチキンステーキなど、店内で手作りした、ご飯に合うお惣菜がそろっています。 【マエダストア虹ケ丘店 前田順一店長】 「おいしく節約しながら、食欲の秋を楽しんでいただきたいと思っています」