不朽の名曲はこう生まれた「ボレロ 永遠の旋律」新映像、主演俳優からのメッセージも
音楽映画「ボレロ 永遠の旋律」より、主演を務めたラファエル・ペルソナのメッセージ映像と、本編の一部が到着。YouTubeで解禁された。 【動画】主演俳優のメッセージ、「ボレロ」誕生の瞬間を収めた映像はこちら 同作は、パリ・オペラ座で初演されて以来、100年近く時代と国境を越えて愛されている不朽の名曲「ボレロ」を題材にした物語。この曲を作り上げた作曲家モーリス・ラヴェルの痛みに満ちた人生、そして彼の魂を奪ったとされる“魔の名曲”の誕生秘話が描かれる。 新作のため、初めてブロンドにしたペルソナ。彼は、日本公開に寄せて先月撮影されたばかりの映像の中で「この役はフランスで<狂乱の時代>と呼ばれる1920年代へ、そしてラヴェルの音楽に満ちた世界へ私を誘ってくれました。この音楽はきっと映画を観たあとも私たちのそばに残るでしょう」「また日本でお会いしましょう」と語った。 続いて映し出されるのは、ラヴェルが「ボレロ」の旋律を生み出すシーン。自宅で少しずつ音色を奏でては楽譜に書き留めていくラヴェルに、歌謡曲を好む家政婦は「その曲、好きです。胸が熱くなる」と感想を伝える。彼はその評価に安堵し、勢いに乗って次の旋律を弾き始める。 ラヴェルの自宅のシーンは、フランスのモンフォール=ラモーリーにある本人が晩年に暮らした家で撮影された。監督のアンヌ・フォンテーヌは、「緑の谷を見下ろすこの家は、世界中の人々が予約して見に来る場所です。そこにカメラを構える権利を得られたのは本当に奇跡でした」と回想する。ペルソナも「ラヴェルが『ボレロ』を創作したシーンを、彼自身のピアノで弾いていると思うだけで感動でおかしくなりそうなほどでしたよ!」と当時の心境を明かした。 「ボレロ 永遠の旋律」は、全国の劇場で上映中。 (c)2023 CINÉ-(a) - CINÉFRANCE STUDIOS - F COMME FILM - SND - FRANCE 2 CINÉMA - ARTÉMIS PRODUCTIONS