長崎県物産振興協会は２４日、運営する県産品の通販サイト「ｅ－ながさきどっとこむ」が不正アクセスを受け、２万５千～３万人の顧客情報が流出した可能性があると発表した。 　流出の恐れがあるのは、サイトリニューアル後の２０２０年９月８日から２４年５月２２日までの間に、利用や会員登録をした人の氏名、住所、クレジットカード番号などの情報。同協会は「カードの利用明細書に身に覚えのない項目がないか確認を」と呼びかけている。 　２１日に県警から「個人情報が流出している恐れがある」と情報提供があった。同協会は２２日午前からサイトを閉鎖。２５日以降、利用者にメールで連絡するほか、電話相談窓口も設置する方針という。サイトの再開時期は未定。 　サイトには約６万人が会員登録している。同協会は情報流出の有無などについて詳しく調べている。 　県庁で会見した同協会の土井口章博専務理事は「事態を厳粛に受け止める。セキュリティー対策など再発防止を図る」と陳謝した。 　問い合わせは同協会（ｗｅｂｍａｓｔｅｒ＠ｅ－ｎａｇａｓａｋｉ．ｃｏｍ）。