茨城県教委 7校9部に特例措置 公立高の部活動上限時間
茨城県内公立高での部活動時間の上限特例措置について、県教育委員会は本年度、申請総数15校18部のうち、7校9部(運動部8、文化部1)の計画を適当と認めた。その他9校9部については、上限特例措置を不必要と判断した。県教委が11日発表した。 特例措置が認められたのは、水戸工業、水戸商業、取手一、藤代、守谷の硬式野球部▽守谷のハンドボール部▽取手二のバスケットボール部▽取手一の剣道部▽土浦二の吹奏楽部-の7校の5種の部活動。 県教委の設定する部活動時間の上限は、平日2時間。休日は中学校3時間、高校4時間となっている。 特例措置は、定められた時間の上限を超えた活動を学校長が必要と判断した場合、県が一定条件を満たした申請を審査し、計画を認めるもの。申請は各校の部活単位で①科学的な指導体制の確立②生徒・保護者の同意③校長の承認-の3条件を満たすことが必要。 外部の有識者を含む審査会では、無理のない計画で適切な休養を設定しているか、活動が過多でないか、体のケアを行うトレーナー等を2週に1回以上活用しているか、などが審査された。
茨城新聞社