地震の復旧で課題となっていた“作業員の宿舎不足” 珠洲市内に48戸が新たに完成 300戸の整備を予定
石川テレビ
能登半島地震の復旧で課題の一つとなっていた現場作業員の宿舎不足。今回、金沢と地元の建設会社が協力し、新たな宿舎が珠洲市に完成しました。 珠洲市上戸町に完成したのは木造平屋建てのユニットハウス48戸です。地震や豪雨災害による復旧工事が続く奥能登では災害発生当初から作業員の宿泊施設の不足による工事の遅れが懸念されてきました。これを受け、金沢市に本社を持つ建設会社、エステックホールディングスと珠洲建設業協会が協定を結び、18日から、珠洲市内での宿泊施設の運営を開始しました。新しいユニットハウスは1戸につき4つの部屋が備えられ、家具、家電の他、シャワーとランドリー付きの完全個室となっています。また、施設管理スタッフとして地域の住民を雇用するほか地元の食材を提供する食堂なども備えられ、 地域振興にもつながる仕組みとなっています。 エステックホールディングス 宮田莉樹さん: 「実際これから復興を進めるに当たって(作業員の)みなさんに泊まっていただいて、より復興が進むような形になれば」 今後も建設用地を確保しながら、最終的には300戸の整備を予定しているということです。
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