レアル・マドリードのアンドリー・ルニン（ロイター）

　スペイン1部レアル・マドリードのウクライナ代表GKアンドリー・ルニン（25）は、今季の活躍にもかかわらず、移籍に傾いているようだ。 　今季は、正守護神のベルギー代表GKティボー・クルトワの負傷で、出番が回ってくると思いきや、チェルシーから緊急補強したスペイン代表GKケパ・アリサバラガに一時はポジションを奪われた。しかし、ケパの負傷をきっかけに、その地位を奪い返すと、スタメンに定着した。 　18歳での加入からようやくつかんだ地位。最近ではマンチェスター・シティー（イングランド）との欧州チャンピオンズリーグ（CL）準々決勝第2戦、もつれ込んだPK戦で2本をストップさせるなど、4強入りの立役者となった。 　今季のパフォーマンスに、Rマドリードは来夏までとなっている契約の延長を希望。しかし、スペインメディア「エル・ナシオナル」は「Rマドリードは、クルトワ復帰後、控えとしてルニンと契約を結びたいのだろうが、彼は先発起用を希望している」と指摘した。 　その考えの背景には、ビッグクラブからの複数オファーがある。複数の欧州メディアによると、代理人を務めるホルヘ・メンデス氏のもとには、バイエルン・ミュンヘン（ドイツ）、マンチェスター・ユナイテッド（イングランド）、パリ・サンジェルマン（フランス）などからの関心が届いているという。 　再びベンチに戻るくらいなら移籍を選ぶというわけ。ルニンは、最終的にどちらを選ぶのか。