周南市文化振興財団1億4200万円着服問題、元嘱託職員を在宅起訴…有印私文書偽造・同行使罪で
公益財団法人「周南市文化振興財団」の元職員ら2人が計約1億4200万円を着服したとされる問題で、山口地検周南支部が元嘱託職員の容疑者(67)を有印私文書偽造・同行使罪で山口地裁周南支部に在宅起訴していたことがわかった。5月15日付と6月13日付。山口地検は認否を明らかにしていない。
起訴状によると、容疑者は財団の経理業務を担当していた2019~22年の会計監査の際、実際の資産残高が財産目録上のものより少ないことを隠そうと、金融機関が発行した残高証明書の日付を遡って書き換えて提出したとしている。
財団は容疑者と元職員の被告(56)(詐欺罪で起訴)を、財団の売上金など計約1億4200万円を着服した疑いで昨年7月に刑事告訴していた。県警は業務上横領の疑いなどで捜査を進めている。