OH MY GIRL、10thミニアルバム「Dreamy Resonance」を発売“お互いに本当に愛していることを実感した”
OH MY GIRLが、ニューアルバムでファンに癒しを伝える。 8月26日、OH MY GIRLは各音楽配信サイトを通じて10thミニアルバム「Dreamy Resonance」を発売。昨年発売した9thミニアルバム「Golden Hourglass」から1年1ヶ月ぶりにカムバックした。 夢幻的な響き、共鳴という意味を込めているアルバム名「Dreamy Resonance」は、2021年に発売された8thミニアルバム「Dear OHMYGIRL」の収録曲「私の人形(さよなら、夢で遊ぼう)」から着想を得た。 スンヒは「1年1ヶ月ぶりに秋を告げる気持ちでお目にかかることができて嬉しいです。早く挨拶できなくて残念な気持ちもありますが、ファンの皆さんが好きな夢幻的、叙情的な曲でカムバックできて本当に嬉しいです」とカムバックの感想を語った。 これまで「Dun Dun Dance」「Nonstop」「Dolphin」など爽やかなサマーソングを披露してきたOH MY GIRL。今作では、ファンにとって馴染みがありながら、それだけでなく新たな姿も見せている。 アルバムのコンセプトは「OH MY GIRLが伝える慰め」から始まった。ユビンは「コンセプトを決める時、経験談から始まりました。子供の頃、人形など愛着を持つものがあるじゃないですか。そのような存在があるだけで癒されて、愛されている気分になります。他の方々にも私と同じような経験をしてほしいと思い、アルバムのコンセプトに決めました」とし、「皆さんに癒しを伝えたいという気持ちで、どんなものが好きなのか考え、叙情的で夢幻的、おぼろげな雰囲気が合うと思いました」と説明した。 ヒョジョンは「夏の曲を期待してくださったと思いますが、シグネチャーのように夏の曲を聴いていただいたので、OH MY GIRLのアイデンティティである夢幻、おぼろげ、叙情でご挨拶したいと思いました」と伝えた。 タイトル曲「Classified」は、クラシック音楽をベースにしたポップダンス曲だ。「私の人形(さよなら、夢で遊ぼう)」のアンサーソング形式の歌詞で、悪い夢を見ないように一晩中大切な人を守る人形になった話を盛り込んだ。 同曲についてヒョジョンは「歌詞には慰めのメッセージが込められています。私たちはメンバーやファンの皆さんに伝えたい言葉だと考えて歌いました。歌を歌いながら、英語の歌詞と韓国語の歌詞のニュアンスがずれないように、ポイントを押さえるように努力しました」とし、「高音パートでも柔らかく聞こえるように、声のトーンもコントロールしました。聴きながら癒され、ずっと聴いていたい曲になってほしいという思いで練習しました」と話した。 タイトル曲の作詞に参加したミミは、「ファンの皆さんが聴きたいと思う夢幻的、叙情的な雰囲気がきちんと表現されるようにしながらも、歌詞が突出しないようにしました。歌詞に深海と航海が入っていますが、どちらも既存のOH MY GIRLの曲名です。『みんな深海を航海しているような状況』という歌詞のように、誰もが迷う時があると思いますが、その歌詞に共感しました」と説明した。 ユビンは「『OH MY GIRLの音楽が力になった』『慰められた』という話を聞くと、歌手として本当に幸せですし、歌手になってよかったと思うんです。そのような言葉に恩返しをしたいです」とし、「私たちはいつもここにいるから、聴きたい時に私たちの音楽を聴いてくれたら、皆さんの慰めになるというメッセージを込めたかったのですが、作詞家のキム・イナさんとミミ姉さんが本当に美しくて叙情的な歌詞で表現してくれました。そのような内容をきちんと表現するために、みんなで会議もして努力しました」と伝えた。 メンバーの意見を反映させ、ユニット曲も収録された。ミミとスンヒは、リズミカルなビートが魅力的な「La La La La」を歌い、ユビンとアリンはポップなメロディーラインが調和した「Sway(YOU & I)」で息を合わせた。ヒョジョンとユアは、R&Bバラード曲「Love Me Like You Do」を歌った。 ペアを選んだ基準について、ユアは「私とヒョジョン姉さんのユニットが先に決まりました。メンバーたちが『この曲はヒョジョン姉さんとユアが歌ったら合いそうだ』と推薦してくれたんです。スンヒは、ミミとクールな曲を歌いたいということで、自然にユビンとアリンがペアになりました。末っ子ラインでもあるので、ファンの皆さんにも新たな印象を持っていただけると思います。どのユニットもボーカルの相性が良いと思います」と満足感を表した。 OH MY GIRLの象徴のような、夢幻的でおぼろげなコンセプトではあるが、今回のアルバムでは一段と成長したメンバーの姿を確認することができる。これまでとの違いについてミミは「ミュージックビデオを撮影する時、表情から多くのことを感じました。幼い頃より、ステージでどのように感情や表情をコントロールすればいいのか考えながら、余裕が見えました。さらに大人になりました」と話した。 ヒョジョンは「夢幻的でおぼろげなコンセプトにこだわるよりは、メッセージを伝えることがポイントです。振り付けや表情も、多くの方々が歌詞を心から感じられるように表現することに集中しました。今回のステージでは、表現の面で成長したOH MY GIRLの姿を見ていただけると思います」と期待を表した。 スンヒとミミは、当初OH MY GIRLのコンセプトが自身の好みとは合わなかったと率直に打ち明けた。スンヒは「OH MY GIRLの歌とは音域が合わないんです。音域がそこまで高い方ではないのに、(OH MY GIRLの曲は)すごく高いので、実は大変です」と明かし、「私はクールなのが好きです。かつての夢が、2NE1先輩たちのようにかっこいい曲をやることでした。ところがOH MY GIRLのメンバーになりました。それでも、OH MY GIRLとぴったりだと言われることもあります。私がうまくできることとやりたいことを区別し、間隔を狭めていきながら、そこに合わせるようになりました」と語った。 ミミも「OH MY GIRLの色に最初はすごく戸惑いましたが、チームのコンセプトなので、最大限私ができる範囲で最善を尽くして合わせていこうと努力しました。チームなので合わせるのは当たり前のことですし、その時の年齢にも合っていて良かったと思います」と話した。 一方、ヒョジョンは「私は(好みが)OH MY GIRLの曲とぴったりなんです。ボーカルスタイルと音楽を聴くスタイルもOH MY GIRLにぴったりです。私は運がいいと思います。OH MY GIRLの歌はほぼ毎日聴いています」とし、「私は『WINDY DAY』という曲が一番好きです。OH MY GIRLの少女の感性が生きていながらも、挑戦的でエネルギーがあるので、メンバーたちを見せているような感じがします。この曲でOH MY GIRLに対する自尊心が高まった記憶があります」と伝えた。 2015年にデビューしたOH MY GIRLは、いつの間にかデビュー10年目を迎えた。これまでグループとソロ活動、歌、演技、バラエティなど様々な分野で活動を繰り広げてきたメンバーたちは、時間の流れを体感した。 スンヒは「アリンが(韓国の年で)17歳の時にデビューしました。当時宿舎生活をしていて、夜明けに起きて制服を着て宿舎を出ていく時、お弁当を作ってあげていましたが、今はすっかり大きくなりました。少し前には運転して龍仁(ヨンイン)にも行っていました」と末っ子アリンの成長を語った。 アリンは「デビューショーケース、OH MY GIRLの名前が決まった時、初めて予告映像が公開された時が一番記憶に残っています」とし、「私は普段からおとなしく、メンバーの中で長女は私一人だったんです。最初はお姉さんたちに敬語を使うのがぎこちなくて、あまり話しませんでした。今は末っ子に慣れて、お姉さんたちのテンションが私にもたくさんうつったと思います」と変化を明かした。 ユビンは「メンバーたちはチームに対する愛情が強いのですが、特に今回は大きく感じました。アリンは今、ドラマ撮影をしています。夜明けまで撮影したのに、練習する時に全く疲れた様子を見せませんでした。2時間後にはまた出かけなければならないのに、全てこなしました。メンバーたちも『アリンが早く行かなければならなかったのに』と配慮をしようとさらに一生懸命にやりました。私たちがお互いに本当に愛しているということを感じました。感謝の気持ちをたくさん感じた時間でした」と話した。 メンバーたちはOH MY GIRLに最高の瞬間はまだ来ていないと語りながらも、光栄だった瞬間、大変だった瞬間など、10年余りの思い出を振り返った。ミミは「みんな大変でも一緒に笑いながら乗り越えていきました。本当に大変な時は、みんなが辛いです。そんな時は話をたくさんして、一緒にラーメンを作って食べて、そうしていれば解決します(笑)」と答えた。 OH MY GIRLにどのようなことがあれば嬉しく思うかという質問にヒョジョンは「みんなの思い出の中に『OH MY GIRLは本当にありがたいグループだった。私が大変な時に音楽によって力をくれた。私が好きな人に、このような音楽でプレゼントをあげた』というように、記憶に残ったら嬉しいです。私たちは今でも多くの方にとって長く記憶に残るグループになりたいと思い、努力しています」とし「今まではOH MY GIRLの1幕だったと思います。OH MY GIRLの2幕、3幕はどのようになるのか分かりませんが、多くの方々が1幕を恋しく思ってくだされば嬉しいです」と話した。
イ・ハナ