【イベントレポート】柳楽優弥、スピード感が増した「ガンニバル」新作に自信 笠松将は「チームで乗り越えた」
「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」がシンガポールのマリーナベイ・サンズで開催中。本日11月21日は、ディズニープラスで独占配信される「ガンニバル」シーズン2から、キャストの柳楽優弥と笠松将が出席した。 【画像】「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」に参加した柳楽優弥、笠松将、松田元太 ウォルト・ディズニー・カンパニーが、2025年から2026年にかけての新作を発表する同イベント。この日はアジア太平洋地域(APAC)における配信作品が発表され、日本発の「ガンニバル」シーズン2が、2025年3月19日から配信されることが明らかに。完結編となる同作では、舞台となる供花村(くげむら)に隠された真実が明らかとなる。 柳楽と笠松が観客に手を振りながら登壇すると、会場から大歓声が。柳楽は物語について「サスペンススリラーという部分が鍵ですね。日本人の“思ったことを口にしない”という性格が、いい方向や怖い方向に働いていくことが面白いポイントです」と説明する。笠松は脚本を読んだときを思い返し「ストーリーがかなり複雑で、最初はなかなか理解できなかったんです。何が真実で、どれが僕の演じるキャラが狙っていることなのかを監督と打ち合わせしました」「難しいことをチームで乗り越えていった感覚です」と話した。 ガンアクションについて質問されると、柳楽は「シーズン1よりも多く、よりスピード感が増しました。日本のバイオレンス作品はいっぱいありますが、本作では生っぽいリアルな動きにこだわっていますし、その思いがガンアクションに乗っています」とコメント。劇中で後藤家の歴史が紐解かれることに話が及ぶと、笠松は「キャラクターの人生を深く掘っていく物語ですので、観たあとは現在の後藤家や、そこに阿川家が与える影響についての見方が変わってくると思います」と語る。 そして最後に柳楽が「ディズニープラスのドラマとして、『SHOGUN 将軍』のパワーをもらってがんばっていきたいですね。お楽しみに!」と挨拶し、2人はステージをあとにした。 イベントでは続けて、新番組としてSnow Manが出演するトラベルリアリティショー「旅するSnow Man(仮題)」が2025年に配信されることも明らかに。同作は日本テレビと協力したコンテンツとして制作される。会場にはSnow Manからのコメント映像も流れ、9人は「初の旅番組です!」「待っててね!」などとメッセージを送った。 日本のアニメーション作品を発表するコーナーでは、2025年の配信作品としてフィギュアスケートを題材とした「メダリスト」、異色ヒーローバトルが描かれる「戦隊大失格」の2nd season、ブレイキンなどのストリートダンスに没頭する高校生が主人公の「ワンダンス」、「THE GOD OF HIGH SCHOOL ゴッド・オブ・ハイスクール」「呪術廻戦」の朴性厚が10年の構想を経て生み出した「BULLET/BULLET」 が紹介される。さらに、北条司のマンガを完全新作アニメ化する「キャッツ❤︎アイ」、ディズニーヴィランズの魅力にインスパイアされたキャラクターによる学園アドベンチャーゲームをもとにした「ディズニー ツイステッドワンダーランド ザ アニメーション」についての情報も明かされた。 APACオリジナルコンテンツのエグゼクティブ・バイス・プレジデントであるキャロル・チョイは「アジアから世界中へ発信される素晴らしい作品は、いまや世界中のどんな視聴者にも選ばれる最高のエンタテイメントとして定番となりました。世界中で共感を呼び、熱狂的なファンを築くワールドクラスの作品がアジアに集まっています」と述べる。そして日本発のアニメとして「東京リベンジャーズ」シーズン2や鳥山明原作の「SAND LAND: THE SERIES」などが視聴者から高い支持を得ていることに触れたあと「『SHOGUN 将軍』の世界的な成功から、視聴者の心を動かす作品は、言語や形式の通念を超えてどんなところからも生まれる可能性があることを実感しました。そうした作品作りの核心には、卓越した制作体制と大胆なオーセンティシティへの挑戦が求められます」と語った。 なお本イベントにはTravis Japanの松田元太も参加し、フォトセッションでは柳楽や笠松と笑顔を見せる一幕があった。 映画ナタリーでは、引き続き「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2024」プレゼンテーションの模様をレポートする。