別府市の「春木川パーク」全面開業へ 来月7日に人工芝グラウンドオープン ディスカウントストアも中旬に開店予定
春木川公園(大分県別府市汐見町)の中核をなすサッカー・フットサル用の人工芝グラウンド(約3千平方メートル)が来月7日、オープンする。もう一つの目玉のディスカウントストア「ダイレックス」も同月中旬に開店予定。資材高騰による約1年8カ月の遅れを経て、全面開業にこぎ着けた。国道10号を挟んだ東側の商業施設も合わせ、全体を「春木川パーク」の名前で売り出す。 別府市は民設民営の「パークPFI」方式で公園整備を進めてきた。うどん店のある東エリアは2023年1月に先行してオープン。グラウンドを構える西エリアは計画の見直しや資金繰りに時間がかかり、当初の開業予定(23年3月末)を2度延期していた。 グラウンドはジュニアサッカーなら1面、フットサルなら3面が取れる広さ。予約制の時間貸し。夜間照明、シャワールームなどを備える。誰でも使える公園本来のあり方も意識し、コートが空いた時間帯は競技者以外に無料開放する。
元サッカー日本代表の本田圭佑さんを招待
12月7日は完成式典と子どもたちによるエキシビションマッチがある。元サッカー日本代表の本田圭佑さんを招待し、試合解説などで盛り上げてもらう。抽選で150人の観覧者を募っている。締め切りは11月15日。 グラウンドは建物の屋上に設置する特殊な構造で、1階部分はダイレックス(1700平方メートル)が入る。店の営業時間は午前9時~午後10時。生鮮品も扱う。焼きそば専門店なども入居する。 事業者のミネルバ(同市)によると、子どもがプレーしている間に保護者が買い物を済ませるような使い方も想定している。 三浦貴行(たかゆき)施設長(41)は「春木川パークはアクセスと見晴らしの良さが売り。グラウンドは園児の運動会などでの利用も考えており、老若男女が集える公園にしたい」と話した。 問い合わせは電話(080-7999-0011)か公式ホームページ。