横浜FM、前半37分にDF渡辺泰基が脳しんとうで途中交代…アジア頂点へ試練
◆明治安田J1リーグ ▽第15節 FC東京1―1横浜FM(19日・味スタ) 横浜FMは前半25分に、MFナム・テヒのゴールで先制したものの、FC東京に後半に追いつかれて引き分けた。リーグ戦6戦未勝利。アルアイン(UAE)とのアジア・チャンピオンズ・リーグ(ACL)決勝第2戦(日本時間26日午前1時)へ弾みをつけることはできなかった。 前半は横浜FMのペースで進んだが、前半37分にDF渡辺泰基がDF上島拓巳と接触し、脳しんとうで途中交代してから一変。後半10分にはFC東京のDF長友佑都に、本拠地14年ぶりのゴールを決められて同点。その後はチャンスはつくるものの、ゴールを奪うことはできなかった。 ハリー・キューウェル監督は試合について「前半あれだけできていて、後半になった時に急にできなくなる。そこのなぜを探し、改善しなければ」と総括した。 また、負傷交代した渡辺については「まだまだ詳細な部分は聞いていないが、祈っている」と厳しい表情を浮かべた。横浜FMは11日に行われたACL決勝第1戦(2〇1)でDF畠中槙之輔とエドゥアルドのセンターバックコンビが負傷。現在も別メニュー調整を行っている段階だが、この日、またも同ポジションの選手がアクシデントに見舞われることになった。それでも、指揮官は「(ACLは)簡単に取れる大会ではない。しっかり向き合って、どうしたら取れるかが大事になってくる。色々な人の思いを乗せて戦っていきたい」と試練を乗り越えて、アジアの頂点に立つことを誓った。
報知新聞社