農業試験場跡地 原田学園と鹿児島医療生協が落札 売却益は新体育館の整備費へ 鹿児島県
鹿児島放送
県が所有する農業試験場跡地の一般競争入札で原田学園と鹿児島医療生協が落札したことが分かりました。 県の農業試験場跡地は農業試験場が南さつま市に移転した2006年から空き地となり、これまでに開陽高校や鹿児島南特別支援学校が整備されたほか、鹿児島市の児童相談所と海上保安庁の職員宿舎の整備が予定・検討されています。 県は残る2つの区画の売却について今年2月に一般競争入札を行い、関係者によりますとおよそ1万9100平方mの25街区を原田学園が、およそ2万3000平方mの26街区を鹿児島医療生協が落札したということです。 入札での最低売却価格は25街区がおよそ18億円、26街区がおよそ22億円となっていて、県は売却益を新たな体育館の整備費に充てる考えです。 農業試験場跡地は県の新たな体育館の整備候補地の1つだったほか、鹿児島市が検討するサッカースタジアムの候補地に推す声が市民団体からあがるなど利活用に注目が集っていました。 県は次の県議会で落札した事業者を公表する予定です。