DeNA三浦監督に正力松太郎賞、DeNA監督の受賞は史上初 就任4年目、セ3位から日本一
またしても歴史に名を刻んだ。プロ野球の発展に大きく貢献した野球人に贈られる「正力松太郎賞」の選考委員会が7日、都内で開かれ、DeNAを26年ぶりの日本一に導いた三浦大輔監督(50)が球団監督史上初受賞した。球団では前回のリーグ優勝、日本一に守護神として貢献した佐々木主浩氏(56=日刊スポーツ評論家)以来、2人目の快挙となった。 三浦監督は就任4年目の今季、リーグ戦は貯金2で3位に終わるも、CSファーストステージから破竹の勢いで勝ち上がった。阪神に2連勝でファイナルに進出。巨人にも3連勝で王手をかけ、その後2連敗で最終第6戦までもつれるも、同戦の9回にキャプテン牧の決勝適時打で17年以来、7年ぶりの日本シリーズ進出の権利を手にした。 ソフトバンクとの日本シリーズは2連敗で幕を開けるも、敵地・福岡に移動してから4連勝。最後は本拠地・横浜スタジアムで持ち味の攻撃力を見せつけた。貯金42のパ王者を圧倒し、98年以来26年ぶりの日本一を決めた。 優勝会見では「最高でした。うれしくてうれしくて震えてました。選手たち、スタッフ、ファンの方に感謝の気持ちでいっぱいです」と喜びをかみしめていた。 ◆正力松太郎賞 日本のプロ野球の発展に功績を残した正力松太郎氏を記念し、1977年(昭52)に制定。プロ野球界に貢献した監督、コーチ、選手、審判員を対象に、選考委員が選出。受賞者の最多はソフトバンク工藤監督の5度。賞金500万円、特別賞は300万円。 ◆選考委員 王貞治(ソフトバンク球団会長)山本浩二(野球評論家、解説者)高田繁(同上)辻発彦(同上)門田隆将(ジャーナリスト)