IBC岩手放送

秋田県大館警察署は大館市の70代女性が特殊詐欺により、3,780円の詐欺被害に遭っていたことを明らかにしました。 被害に遭ったのは、大館市に住む70代の女性です。 10月中旬、女性宅の固定電話に総務省のダテという人物から電話があり、「今すぐ渋谷警察署に行ってください」と言われました。 その後、渋谷警察署のスギウラという人物から「詐欺事件にあなたの携帯電話が使われている。あなたの持っているお金をすべて調べる必要がある」などと言われ、さらに検察庁のカワシマを名乗る男から「被害金と思われるお金を調べさせて欲しい。調べた結果、犯人が触った形跡がなければお金は返します」などと言われました。 被害者は相手から言われるまま、大館市内の郵便局で複数回にわたって現金合計3,780万円を引き出し、3回に分けて相手から指定された東京都内のアパートに宅配便で送りました。 被害者はその後も相手からお金を要求され、11月15日に保険を解約しようと金融機関に行った際、金融機関が警察に通報。だまされていることが判明しました。 大館警察署は「警察署員をかたり、事件やトラブルが発生していると切り出し、個人情報を聞き出したり、金銭を要求する特殊詐欺が多発しています。このような電話があった場合は、一人で判断することなく、すぐに知人、家族、警察に相談して下さい」と呼び掛けています。