タイガース・前田健太は六回途中2失点で勝敗つかず 打球が腹部を直撃でヒヤリのシーンも
エンゼルス5―2タイガース(28日、アナハイム)米大リーグ、タイガースの前田健太投手(36)は5回1/3を投げ6安打2失点、4三振1四球、球数は87球だった。勝敗は付かなかった(2勝4敗)。防御率は5・76。チームは2―5で負け、3連敗を喫した。 2-2の六回1死でウォードの打球が、グラブに当たってから腹部を直撃。マウンドにヒンチ監督とトレーナーが状態を確認した。前田は続投の意思を示したが、首脳陣の指示で降板となった。 「(打球が)当たった影響で交代したわけではない。大丈夫。捕れたら一番良かったけど。ボールの精度も上がってきたと思うし、ピンチの場面でも抑えられることが多くなってきた。スピードも徐々に上がってきたのでいいかなと思う」 一回にレンヒーフォに中越え6号2ランで先制を許した。しかし、その後は追加点を許さなかった。直球の最速は、今季の最速となる93・4マイル(150・3キロ)をマークするなど、力強さが戻った。 5月24日のブルージェイズ戦以来、6先発で白星がない。試合後には、努めて前向きに言葉を続けた。 「スピードも全体的にフォーシームだけじゃなくて、スライダーとかチェンジアップとか、そういうスピードもいい感覚に戻ってきている。体の動きとか、投げてる感覚は、すごく良くはなってきています」 次回の先発について、通常の登板間隔で投げられつか問われると「問題はないと思います。あとは監督、コーチが決めることですから。手に関しては全然大丈夫です」と話した。