『聖闘士星矢』黄金聖闘士になった星矢は「射手座」…「守護星座」は変えられるのか
聖闘士の「守護星座」実はシオンや童虎も変わっている
ギリシャ神話の女神「アテナ」に仕える、星座の鎧「聖衣(クロス)」をまとう「聖闘士(セイント)」が、地上の愛と正義を守るために戦うマンガ『聖闘士星矢』。 【画像】「聖衣自体も相当パワーアップしたよね?」こちらがアテナの血を受けた「最終青銅聖衣」です(7枚) 本作においては、「それぞれの聖闘士には守護星座があり、一生変わることはない」とされていました。ここでいう「守護星座」とは、聖闘士たちの名乗りにある星座のことで、主人公「天馬星座(ペガサス)の星矢」は天馬星座(ペガサス座)が守護星座です。また、聖闘士の急所となる「星命点」も、星座と同じ形をしています。 龍星座(ドラゴン)の青銅聖闘士「紫龍」が、暗黒聖闘士「ブラックペガサス」の「暗黒流星拳」を受けて毒に侵された星矢に対して、その天馬星座の形をした星命点を撃って毒を出させるなど、守護星座や星命点は聖闘士と深いつながりを持ちます。黄金聖闘士「蠍座(スコーピオン)のミロ」も、「白鳥星座(キグナス)の氷河」に星命点を撃たれ「黄金聖衣をまとっていなかったら、絶命していたのは俺の方だった」と認めているほどです。 これほど重要な守護星座ですが、後発作品では扱いが変わっているようです。『聖闘士星矢 NEXT DIMENSION 冥王神話』では、黄金聖闘士である「天秤座(ライブラ)の童虎」と「牡羊座(アリエス)のシオン」は、青銅聖闘士から昇格したという設定になっています。また、アニメ『聖闘士星矢Ω』では、天馬星座の青銅聖闘士であった星矢が射手座の黄金聖闘士に、龍星座の青銅聖闘士であった紫龍が天秤座の黄金聖闘士に、それぞれ昇格しているのです。 これは「生まれた時から決まっており、一生変わることがない」とされた守護星座が、後から変化しているということなのでしょうか。 ふたつ、考えられると思います。ひとつ目は女神アテナによる神の力です。守護星座がどういう経緯で、聖闘士を守護しているのかは不明ですが、アテナは聖闘士に加護を与える力を持ちます。岩牢で溺死しそうになっていた「双子座(ジェミニ)のカノン」がアテナの小宇宙で救われるなど、それは奇跡を起こす力です。 88の星座はアテナの配下である聖闘士に加護を与えているのですから、アテナが願うのであれば、その力で後から守護星座を変更できるということも考えられます。 もうひとつは「守護星座はひとつではない」ということです。射手座の黄金聖闘士となった星矢は誕生日が12月1日で射手座です。同じく紫龍は10月4日なので天秤座、氷河は1月23日で水瓶座、「アンドロメダ星座の瞬」は9月9日で乙女座、「鳳凰星座(フェニックス)の一輝」は8月15日で獅子座です。「冥王ハーデス」の側近である「タナトス」との戦いでは、彼らの誕生日に合った黄金聖衣が装着されています。