空中で茂る緑、猛暑に涼添える 「つりしのぶ」夏を前に出荷最盛期
夏を前に、兵庫県宝塚市で「つりしのぶ」の出荷が最盛期を迎えている。 同市の「つりしのぶ園」では、日よけをした作業場に約2千個がつるされ、出荷を待っている。同園の市原誠さん(78)によると、今年の夏は猛暑が予想されていることから、梅雨前にもかかわらず、全国から問い合わせが入っているという。 【写真】出荷を待つ「つりしのぶ」=2024年5月29日、兵庫県宝塚市、水野義則撮影 つりしのぶは「しのぶ」と呼ばれるシダの一種を玉にしたもので、軒先などにつるす。生い茂るシダの緑の葉が夏の暑さに涼を添える。近年は、ふるさと納税の返礼品のほか、イベントの手土産としても配られるという。(水野義則)
朝日新聞社