桂雀々さん死去、立川志らく戸惑いながら追悼 「昨日は談志の命日。私は追悼の独演会。その日に兄さんの訃報を」
上方落語家の桂雀々さん(享年64)の訃報を受け、落語家の立川志らくが22日、X(旧ツイッター)を更新。訃報に触れた21日が自身の師匠・立川談志の命日と重なったことに戸惑いながら、故人を悼んだ。 各社の報道によると、雀々さんは20日に死去。10月下旬にゴルフに行く途中に倒れて入院していたという。今月15日に所属事務所が公式サイトで「持病の糖尿病により、現在入院加療中です」として、年内に出演予定だった落語会の休演を告知していた。 志らくは今回の投稿で、「談志追悼演劇に出演交渉した際ギャラを提示したら『1ステージ?』『いや全ステージで』『ホンマかいな!まあ志らくに頭下げられたら出なしゃあない』と引き受けてくれた雀々さん」と、故人とのやりとりを振り返った。 「昨日は談志の命日。私は追悼の独演会。その日に兄さんの訃報を」と、21日にさまざまな出来事がくしくも重なった状況を示した上で、「なんだか感情がわからなくなった。ありがとう!寂しい」と思いをつづった。雀々さんは大阪市出身で、1977年に故桂枝雀さんに入門。高座にのぼる一方でテレビやラジオにも多数出演して人気を集め、2011年には関西から東京へと活動拠点を東京に移していた。
中日スポーツ