’19日章学園 選手紹介/9 黒木力彰外野手/小迫恭汰投手 /宮崎
<第91回選抜高校野球> ◇チームを盛り上げる 黒木力彰(りき)外野手 1年、日章学園中 171センチ、62キロ 自主練習を毎日欠かさない努力家。打撃練習では先輩に見てもらいながらミートのタイミングを繰り返し確認し、力を付けた。試合では一塁ベースコーチとしてムードメーカー役を担い、声を張り上げる。「甲子園で強豪校と対戦しても気持ちで負けたくない。自分がチームを盛り上げたい」と意気込む。優しい性格で「親に余計な負担をかけたくない」と約10キロ離れた自宅から自転車通学を続ける。練習後には靴やバックを磨き、道具への感謝も忘れない。 ◇甲子園で完全復活を 小迫恭汰(こざこ・きょうた)投手 2年、日章学園中 174センチ、66キロ 「小迫の成長がチーム強化のカギを握る」。畑尾大輔監督がそう期待を寄せる右腕。切れの良いスライダーが武器だ。寺原亜錬投手(2年)とは中学時代からエースの座を争ってきた。だが昨夏はフォームが安定せず、自信を喪失。登板機会も減った。「原点に立ち返る」。自分に言い聞かせ、タオルを振り下ろす動作を繰り返しフォームを研究。本来の投球を取り戻しつつある。「エースとしてチームを勝利へ導きたい」。甲子園のマウンドで完全復活を目指す。