「抜いたと思った」54歳競輪選手、久々の地元1着は“勘違い”!?「悪くないと思うけどね」
熊本競輪のミッドナイト「競輪公式投票CTC杯(F2)」は19日、2日目を迎える。6Rのチャレンジ準決勝に出走する米丸俊成(54歳・熊本=72期)に話を聞いた。 初日3Rはルーキーの寺師幸成が突っ張り先行からペース駆け。ゴール前は番手から地元の米丸俊成が差し切りを狙ったが、4分の1車輪差で寺師が逃げ切っていた。レース後の米丸は興奮が収まらない。 「抜いたと思ったですよ。こうやってハンドルを投げて(写真)。ピタッとね。寺師君にも“ありがとな”って言って、彼も“末脚がないですねー”みたいに話してて。“大丈夫、大丈夫”って伝えたんです。で、敢闘門に帰ってきたら抜いてなかった(苦笑)」 1着なら熊本バンクでは2009年8月29日以来の白星だったが、8月のモーニング開催と同じく2着スタート。 「軽かったし、状態は悪くないと思うけどね」 準決勝は、本デビュー後1度も決勝を外していない125期の野村賢を目標。付いていくことが出来れば、熊本では2007年7月以来の決勝進出も見えてくる。そうなれば初日以上のテンションでレースを振り返ってくれるだろう。(netkeirin特派員)