おせち商戦 売り場開設遅いワケ ネット販売に誘導
テレQ(TVQ九州放送)
皆さんはお正月用のおせちの準備は進んでいますか? 岩田屋本店 おせち担当 斉藤恵一さん 「今年のテーマは能登の復興です」 岩田屋本店ではおせち売り場を開設。今年は能登半島地震復興の願いを込めた数量限定のおせちを用意。こちらは北陸温泉旅館の名店3軒のコラボおせち、2万2000円ほどです。 記者 「おせち売り場がきょう開設というのは少し遅いような気がしますが」 斉藤さん 「あえて1カ月遅らせて始めました」 ライバルとなる他の百貨店も9月に売り場を設けたり大手コンビニや通販サイトは8月から予約を受けたりとおせち商戦は前倒し傾向のなか、あえて遅らせた理由とは? 「インターネットでの注文を中心に今回挑戦してみようと思って後ろ倒しにした」 去年は ネットでの注文がおせちの売り上げの8割近くを占めたということです。今回はネット注文に誘導するためこんな仕掛けも。 「オンラインでの注文と店頭での注文、配送料金で500円差を付けてなるべくインターネットでの予約をしてもらえるように案内している」 おせち売り場の開設期間が短くなることで働き方改革にもつながるといいます。 斉藤さん 「期間を短くすることで時間外の労働や残業時間を減らすことも目的です」 またこんな客も。 客 「2度来なくて良いからね。きょう済ませれば」 おせち売り場の隣にあるのはお歳暮売り場。同じ時期に開設することで買い回りを促す狙いです。おせち商戦、スタートの違いが顧客獲得に影響を及ぼすのでしょうか!
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