<らんま1/2>32年ぶり新作テレビアニメ EDはりりあ。 あかね役続投の日高のり子「泣きそうに」
高橋留美子さんの大ヒットマンガ「らんま1/2」の“完全新作的アニメ”で、シンガー・ソングライター・りりあ。さんがエンディングテーマ(ED)「あんたなんて。」を担当することが分かった。りりあ。さんは「生まれる前の作品ではありますが、世代を超えて今でも愛されている『らんま1/2』のエンディングテーマを担当できてとてもうれしいです。私も放送が今から楽しみです」とコメント。「「乱馬とあかねのやりとりを思い浮かべて、2人のもどかしい関係を曲で表現しました。『らんま1/2』という作品を通して多くの人に届きますように」と話している。 【写真特集】令和によみがえる「らんま1/2」 やっぱり可愛い! ビジュアル公開 りりあ。も
アニメを手掛ける宇田鋼之介監督は「乱馬にかき乱されるあかねの心情、見事に歌にしていただきました。ありがとうございます」とコメント。
同作は、1989~92年にテレビアニメが放送されており、テレビアニメ化されるのは約32年ぶりとなる。天道あかね役を続投する日高のり子さんは「『あんたなんて……』という歌詞が聴こえた時、これは私の歌だ、私の気持ちが歌になってる……と泣きそうになりました。35年ぶりのあかねちゃんへの思いをはせながら第1話のエンディングまでお待ちくださいね」とコメントを寄せている。
「らんま1/2」は、「うる星やつら」「めぞん一刻」などでも知られる高橋さんが1987~96年にマンガ誌「週刊少年サンデー」(小学館)で連載。水をかぶると女性になってしまう高校生格闘家・早乙女乱馬といいなずけの天道あかねらのドタバタした日常が描かれた。父・玄馬と無差別格闘流の修業に励んでいた乱馬が、修業先の中国・呪泉郷で、水をかぶると女性に変わり、お湯をかぶると男性に戻る特異体質になってしまう。帰国した乱馬は、玄馬の親友・天道早雲の家に親子で居候することになり、早雲の娘・あかねとひょんなことからいいなずけになる。
劇場版アニメが公開されたほか、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメ)も制作された。1989~92年にフジテレビほかでテレビアニメが放送され、新垣結衣さん、賀来賢人さん、夏菜さんらが出演する実写版テレビドラマが2011年12月に放送されたことも話題になった。
新作アニメは、早乙女乱馬役の山口勝平さん、らんま役の林原めぐみさん、天道あかね役の日髙さんら声優陣が続投する。「ONE PIECE」などの宇田さんが監督を務め、「呪術廻戦」「チェンソーマン」などのMAPPAがアニメを制作する。anoさんがオープニングテーマを担当する。日本テレビで10月5日から毎週土曜深夜0時55分に放送される。