アルピーヌF1、2024年マシンシャシーのホモロゲーションを取得。新車投入に向けて遅れなし?
イギリス・エンストンを拠点とするアルピーヌF1は、2024年シーズンに投入する新車A524シャシーのクラッシュテストに全て合格。FIAのホモロゲーションを取得することができた。 【ライブ配信】motorsport.cast特別編:F1ジャーナリスト尾張正博が語る”F1現地取材” 先日motorsport.comでは、ほとんどのチームがホモロゲーションを取得している中、唯一アルピーヌが未だ取得できていないと報じた。チームは前面クラッシュテストをクリアすることはできたものの、側面クラッシュテストをパスすることができていなかった。 しかしアルピーヌはその困難も乗り越え、全てのクラッシュテストを通過することができたと考えられている。 アルピーヌは2月7日にF1マシンのA524と世界耐久選手権に投入されるLMDh車両A442の最終バージョンを同時に公開する予定となっているが、このプレゼンテーションに向けて遅れはないようだ。 アルピーヌにとって、A524は非常に重要な1台となる。昨年は3位表彰台を2回獲得するハイライトを残したものの、コンストラクターズランキングでは前年度から2ポジションダウンの6位。2023年に躍進を果たしたマクラーレンやアストンマーティンに先行される形となった。 2024年シーズンでの再帰を狙うチームは、A524でマシンを“前から後ろまで”刷新すると明言していた。798kgという最低重量に近づくための大幅な軽量化が実施され、シャシーとルノー製パワーユニット(PU)のパッケージングやPU周りの装備の配置見直しが行なわれる。 アルピーヌF1で暫定チーム代表を務めるブルーノ・ファミンは、グランプリでのチームの状況を好転させ、レッドブルを追うトップチームへ接近することを期待している。
Franco Nugnes