夫のヒロミ（右）と初のペアルックを披露する松本伊代。仲睦まじい夫婦のやりとりで会場を沸かせた

歌手、松本伊代（59）が13日、東京・大手町三井ホールで「LIVE　2024“Journey”Tokyo　Lover」を開催した。 今回は新曲のタイトルにちなんだ「Tokyo　Lover」がテーマ。東京生まれの松本が自分を育んでくれた街への想いを込めて設定した。アイドル時代のヒット曲はもちろん、近年世界的なブームを呼んでいるシティポップ系のオリジナル曲も多数セレクトした。 「Private　fileは開けたままで…」でスタート。ペンライトが振られるなか「ビリーヴ」「ラブ・ミー・テンダー」などレパートリーを次々と披露した。 純白のミニドレスから黒のシックな衣装に転換した後半は「ウイスキーがお好きでしょ」でスタート。恩師、筒美京平の作曲で西田佐知子が歌った「くれないホテル」のカバーに続いて、シティポップの旗手・林哲司が作曲、このステージの音楽監督を務めた作編曲家の船山基紀が編曲を手がけた恋愛三部作をしっとりと聴かせた。 アンコールでは夫のヒロミ（59）がサプライズで登場。初めてペアルックを披露した。2人そろってコンサートTシャツを着て登場。 ヒロミ「結婚30周年で初めてのペアルックを着てみました」 伊代「ほんとだね。ペアルック避けてきたのにね」 ヒロミ「初めて。ペアルックだけは、と思って避けてきたの」 ステージ上の夫婦漫談に会場からは笑いが起こり、最後は熱いハグを交わした。 アンコールで大瀧詠一の作詞作曲で、アイドル時代のコンサートで歌っていた「夢で逢えたら」を歌唱した松本は「デビューしたときは16歳だった私も来年は還暦です。これからもさらにパワーアップして、皆さんと一緒に人生の旅の想い出をたくさん作ります！」と宣言。ラストはヒロミの呼びかけで、アイドル時代にバックコーラス兼ダンサーとして一緒に活動していたキャプテンの2人（北澤清子、山本恵子）を観客席からステージに上げ、デビュー曲「センチメンタル・ジャーニー」を歌い踊り、フィナーレを飾った。