「第1回 秋葉原国際映画祭 2024」が開幕 アンバサダーは山寺宏一「僕の生活を支えてくれているのは秋葉原」
声優の山寺宏一が11月9日、東京・神田明神で行われた「第1回 秋葉原国際映画祭 2024」レッドカーペット&オープニングセレモニーに出席。秋葉原への思いを語った。 【写真】爽やかに両手を振る小野賢章 ■「第1回 秋葉原国際映画祭 2024」とは 秋葉原国際映画祭は、アニメ映画とポップカルチャーの中心地である秋葉原の魅力を国内外に発信することを目的に開催。秋葉原エリアで、11月9日から11日の3日間に渡って「レッドカーペット」「オープニングセレモニー」「プレミアム上映」「アニメコンペティション」などの様々なイベントが行われる。 ■アンバサダー山寺宏一に向けられた歓声 同映画祭のアンバサダーに就任した山寺はレッドカーペットに登場すると、「アンバサダーの山寺宏一、山ちゃんでーす!」と陽気にあいさつ。会場に集まった観客からは歓声が上がった。 セレモニーでは、「(コメントを)一応考えてきたんです。アンバサダーですから」と言いながらも、出番直前の太鼓の演出を受け「でも一発目の太鼓の音で全部飛びました(笑)」と笑いを誘う。 続けて、「でも一応考えようと思って、ChatGPTで『アンバサダーになったらどうやったらいい』と検索しようと思ったんですが、今、声優は生成AI(人工知能)と戦っているんです。生成AI、いいんですけどね。無断はだめだっていうことをやっているものですから、多用しちゃいけないと思って」と冗談交じりにコメントした。 ■アンバサダーとしての意気込みを熱弁 さらにアンバサダー就任について「本当にうれしいオファーだったんですが、このオファーをいただいたのがアリコンからだったんです。有村昆さんという映画コメンテーター。大丈夫かなと思いました。良い友人なんですけどね」と苦笑した。 そして「私は40年弱声優の仕事をさせていただいて、アニメの仕事が多いです。ここ秋葉原はオタクの聖地と言われていますけれど、秋葉原がわれわれ声優、アニメを支えてくれた。秋葉原に今まで育ててもらった。秋葉原で生活をさせていただいている。マンションも買った。そういうふうに思っております」と秋葉原への思いを吐露。 その上で、「先日、いろいろありましてリフォームしまして、家電を全て買い替えました。全て秋葉原で買いました!僕の生活を支えてくれているのは秋葉原です!」と力を込めた。 最後には「国際映画祭ということで、日本国内だけじゃない海外の方にも注目してもらえる映画祭、そのために僕は正しいのか。海外で人気のある声優というのを調べました。50位にも入っていませんでした」と自虐しつつ、「これから第1回のアンバサダーにふさわしくなるよう、海外にも人気が出るように、精進していきたいと思います」と意気込みを語った。 ■SUPER★DRAGON田中洸希らも登壇 イベントには山寺のほか、オープニング作品「八戒」より邱立偉監督、羅際明プロデューサー、同イベントとスペシャルコラボレーションする「『雲のむこう、約束の場所』スペシャル・リーディング・オーケストラ・コンサート」より中村竜大(LIL LEAGUE)、黒田こらん、田中洸希(SUPER★DRAGON)、元生茂樹氏、正式招待作品の「青のミブロ」より阿座上洋平、小野賢章、梅田修一朗、林ゆうき氏、中田博也プロデューサー、「アイドルマスター シャイニーカラーズ 2nd Season 第1章」より関根瞳、近藤玲奈、峯田茉優、池田ななこプロデューサー、「KING OF PRISM -Dramatic PRIZM.1-」より菱田正和総監督、寺島惇太、蒼井翔太、「五等分の花嫁*」より竹達彩奈、結城アイラ、「ニンジャバットマン」より岩浪美和氏、菅野祐悟氏、里見哲朗プロデューサー、「百姓貴族」より田村睦心が出席した。 ◆取材・文=山田健史