仲人が青ざめた…35歳お姫様にあこがれる「ゴスロリ女性」が婚活で言い放った「ムチャな要求」
「お姫様」を目指している35歳の女性
婚活というのは、ともすれば長く孤独な戦いになりがちである。光の見えない闇を走るような不安に襲われ、時に疲弊し、時に深く傷つく。だからこそそんな戦場とも言える婚活から離れていく人が一定数いることも否めない。 【漫画】カナダ人が「日本のトンカツ」を食べて唖然…震えるほど感動して発した一言 だが、考え方の軸を少しずらすだけで心が大きく軽くなるうえ、婚活の打率が上がる方法がある。今回はそんな考え方に触れてみたい。 仲人の観点を可視化した書籍『恋愛マッチング方程式』では恋愛診断で女性を以下の12タイプチャートとして紹介している。今回はその中から「ドリーマー系・お姫様女子タイプ」の婚活に焦点を当てていきたい。 ---------- ・個人行動系……………【Meタイプ】 【女王様タイプ】 ・わがまま系……………【がんこちゃんタイプ】 【あまのじゃくタイプ】 ・クローズマインド系…【冷め女タイプ】 【能面女子タイプ】 ・ドリーマー系…………【お姫様女子タイプ】【高望みタイプ】 ・依存系…………………【ファミコン女子タイプ】【つくしん坊タイプ】 ・メンタル系……………【かまってちゃんタイプ】【繊細さんタイプ】 ---------- 私のもとを訪れた亜也香さん(仮名・35歳)の第一印象は「ちぐはぐ」だった。全身真っ白なフリルに覆われたドレスに身を包み、スカートはパニエで膨らまされた、いわゆる白ゴスロリ(ゴシックロリータ)系の服で固められていた。 「ドリーマー系・お姫様女子タイプ」というのは、見た目ではなく中身の性格を指しているのだが、まるでそのままに「お姫様」を目指しているような様相だった。 となると、真っ白な肌に黒目がちな目、金髪の巻き髪……と想像しがちだが、亜也香さんはその服装とは分断されたように、黒髪のボブヘアと一重まぶたというお顔立ちに薄化粧と言った具合で、服装とはミスマッチと言わざるを得なかった。 「ドリーマー系・お姫様女子タイプ」は、お城のバルコニーにたたずんでいると、いつか白馬に乗った王子様が現れ、甘い恋愛の世界へとリードしてくれると思っている傾向のある女性を指すが、亜也香さんもこの典型的なタイプであった。 これまでの恋愛経験を尋ねると、「自分の周りでは、理想のタイプの方が全然いなくて、そのせいでお付き合いしても長続きしないんです」と言うのだが、聞けば男性とは食事に行った程度。これをお付き合いと呼んで良いものなのか微妙なラインである。 「食事をした男性と手は繋ぎました?」を尋ねると「白いグローブが汚れたらイヤなんで」とこれまたちぐはぐな答えが返ってきた。 それをきっかけに亜也香さんの服装について話を振ると、ドレスのブランドやこだわりのアクセサリーショップの話を淀みなくし始めた。実家住まいでドレスや装飾品にはそれなりの金額をかけており、生活費を入れることもなく、給与の全額をお小遣いとして使っているようだった。 「お金のかかる趣味は男性が最も嫌がるところで、お洋服もお見合い向きではないですよね」と言葉を選んで話すと、亜也香さんは「そうなんですー。でも、子供の頃から憧れたドレスで過ごすのが私のアイデンティティだし、男性に合わせるっていうのも違うと思うんです。 服装も含めて私らしさを愛してもらえる人でないと、お付き合いも難しいですよねー」とまたもや上から目線の答えが返ってきた。