来春の大学受験は文系人気が回復か、共通テストは「難化すると考えた方が…」
また、新教科「情報」の導入もある大学入学共通テストの難易度については、「試験時間が長くなっている科目もあり、簡単になる要因が見つからない。思考力、判断力をじっくりと問われることになるだろう。難化すると考えた方が自然だ」と話していた。
近藤さんは受験生に対し「得意な科目や嫌いな科目で文理を決めたり、早く決めたいからと年内入試を選んだりする人がいるが、消去法ではなく、自分が譲れない条件を考え、行きたい大学をしっかりとめざしてほしい」と話していた。
こんどう・おさむ 学校法人河合塾教育研究開発本部主席研究員。長年にわたり大学入試動向分析を担当。研究開発、学校サポート事業、塾生指導等に携わった後、令和3年より現職。生徒、保護者、高校教員対象の講演も多数実施している。