津田健次郎が猫店長役を担当する『ラーメン赤猫』も

●『ラーメン赤猫』 　シリーズ作品以外で個人的に期待しているのは、猫が経営するラーメン屋を舞台とする『ラーメン赤猫』だ。同作は猫たちだけで切り盛りしているラーメン屋「ラーメン赤猫」に人間の社珠子が就職面接に訪れる。猫好きでない、どちらかというと犬派の珠子はなぜか採用されることになり、様々な客が訪れるラーメン屋を舞台にハートフルな日常が描かれる。　 　個性的な猫たちとの何気ない会話が見どころの本作だが、声優陣にも注目したい。「ラーメン赤猫」店長は津田健次郎、「ラーメン赤猫」の接客・レジ・経理担当の佐々木は杉山紀彰、あざとい接客担当のハナは釘宮理恵と錚々たるキャストが名を連ねている。今作でメインキャラクターを務めるのが初となる店員で唯一の「人間」である珠子役の折原くるみとの掛け合いも見どころとなるだろう。 ●『2.5次元の誘惑』 　2次元のキャラクター・リリエルを愛してやまない男子高校生・奥村正宗と、「リリエルになりたい」という3次元女子・天乃リリサが熱くコスプレに向き合う『2.5次元の誘惑』も熱い。たった1人しか部員がいない漫画研究部部長・奥村のもとに、新入生の天乃が入部。2次元のキャラクター「リリエル」が大好きである2人は意気投合し、ふたりきりの部室でコスプレ活動を始める。というあらすじを見ると、ニッチな作品なのかと思われるが、ストーリーが進んでいくとレイヤーの苦労や努力が垣間見えるようになり、いつのまにか惹き込まれていく。　 　アニメーション制作を担当するJ.C.STAFFの安定した作画はもちろん、主題歌にも話題を集めそうなキャスティングとなっており、オープニングテーマはめいちゃんの「シャッターチャンス」、エンディングテーマは天乃リリサ（前田佳織里）と橘美花莉（鬼頭明里）によるキャラクターソング「Watch Me」に決定している。どのようにアニメを彩るのか、主題歌も含めて話題を集めそうだ。 　春アニメが盛り上がりを見せただけに、夏アニメにも引き続き注目が集まっているが、どれも期待できる作品ばかり。今期も『少年ジャンプ＋』原作のアニメが盛り上げてくれそうだ。 参照 ※ https://www.billboard-japan.com/d_news/detail/129949/2