今季に“暗雲”…ケガで開幕絶望となりそうな主力級6人
鈴木将平(埼玉西武ライオンズ)
・投打:左投左打 ・身長/体重:175cm/80kg ・生年月日:1998年5月20日 ・経歴:静岡高 ・ドラフト:2016年ドラフト4位 昨季は自己最多の72試合に出場し、飛躍の足掛かりを掴んだ鈴木将平。しかし、今季は左肘クリーニング手術を受けた影響で開幕は絶望的となっている。 静岡高時代には3度の甲子園出場を経験。高校日本代表にも選出されるなど、俊足巧打の外野手と高い評価を得て、2016年ドラフト4位で埼玉西武ライオンズに入団した。 プロ入り後はファームで実戦経験を積み、高卒2年目の2018年にはイースタン・リーグ盗塁王(26個)を獲得。翌2019年に一軍デビューし、2022年には開幕スタメンに抜擢されるなど、徐々に出場機会を増やした。 昨季は72試合に出場して打率.240、15打点、10盗塁を記録。特に盗塁成功率10割と持ち前の脚力で存在感を示した。 今季は外野のレギュラー有力候補となっていたが、1月に左肘の手術を敢行。全治約3ヶ月の診断を受け、開幕一軍は絶望的となっている。西武は絶対的な外野のレギュラーが不在の状況であり、チームにとっても大きな痛手となりそうだ。
浅野翔吾(読売ジャイアンツ)
・投打:右投右打 ・身長/体重:171cm/86kg ・生年月日:2004年11月24日 ・経歴:高松商 ・ドラフト:2022年ドラフト1位 椎間板ヘルニアにより、春季キャンプは故障班スタートとなった浅野翔吾。順調な回復ぶりを見せているが、開幕一軍入りは絶望的とみられる。 高松商時代には甲子園に2度出場。特に3年夏の甲子園では打率.700(10打数7安打)、3本塁打の大活躍を見せた。世代屈指の評価を得て、迎えたドラフト会議では2球団が1 指名で競合。くじ引きの結果、読売ジャイアンツへの入団が決まった。 ルーキーイヤーは開幕からファームが主戦場となっていたが、夏場に一軍昇格。高卒1年目ながらプロ初本塁打を放つなど、大器の片鱗ぶりを発揮した。二軍でも77試合の出場で打率.262、7本塁打、27打点の好成績をマーク。 シーズンオフにはみやざきフェニックスリーグに参加していたが、腰のコンディション不良で途中離脱となった。その影響で今春キャンプは出遅れていたが、二軍では実戦復帰を果たしている。 しかし、阿部慎之助監督は開幕一軍入りを見送る方針を示しており、万全な状態で一軍へ合流したいところだ。