リンゴ1個分の軽量サウナマットはなんと”桐製” 熱伝導率が遅いからお尻が熱くならない!
新潟県加茂市にある桐工場「イシモク」の職人と都内のクリエイターらが、桐の優れた特性をもっと日常に取り入れてほしいと「KIIR(キリ)」プロジェクトを立ち上げました。第1弾のプロダクトが「桐製サウナマット」。桐を知り尽くした熟練の職人が、製材から加工までひとつひとつ丁寧に仕上げています。 【写真】断熱性と防湿効果に優れた桐製のサウナマットを見る(全10枚)
軽く肌にやさしくフィットする滑らかな木肌!
タオルや発泡素材など、さまざまなサウナマットが販売されていますが、桐製というのは、めずらしいですよね。重そうなイメージがありますが、リンゴ1個(約300g)とほぼ同じくらいの軽さ。通常のサウナマットの重さは270~320g程度です。 木材の中でも最も軽い素材といえる桐ですが、手触りもなめらかで、その実力は赤ちゃんの肌に例えられるほど。ザラつきやケバつきがなく、使用感は快適そのもの。柔らかく手づくりの温かみが感じられます。ずっと使い続けたくなりますね。
高機能の桐はサウナのための素材だった!
桐は細胞の壁が薄く、空気を多く含んでいます。ということは、熱の伝わりが遅いということ。優れた断熱材といえるのです。熱伝導率が低いので保温効果も高く、手で触っても冷たい感じがしません。体温と同調するので、サウナ中も外気浴中も快適に過ごせます。 タンニンという成分を多く含む桐は、防腐・抗菌作用があり清潔。遠赤外線の積分放射率が非常に高く、人と同じ波長を持つとも言われています。その遠赤外線効果により、じっくりと体を温めてくれます。 また、独立気泡構造で空気を多く含む桐は、桐材芯部へ水分が浸透するにはかなりの時間を要します。つまり、芯部への浸透性が低く、水に強い素材と言えるのです。また、製品表面には植物系クリア塗料を施しているので、水切れがよく、すぐに乾きます。サウナの後は、水で流してタオルで拭くだけ。お手入れが簡単です! カラーはナチュラルな素地とシックな黒地で、ロゴは桐紋かKIIRロゴを選べます。サイズは、幅330×厚み20×高さ220mmです。 手づくりの温かみが感じられる「桐製サウナマット」は、素材の効果もさることながら、優しくなめらかな肌ざわりとフォルムも魅力。サウナに行くのが待ち遠しくなりますね。
ソトラバ編集部