開湯800年 人々を癒やし“町の名物”育む温泉地【青森の温泉・銭湯へドライ風呂29軒目】
日本一のお風呂好き!?人口10万人あたりの公衆浴場の数が全国1位(23.0か所)で最も多い青森県。温泉地の数では全国5位(125か所)、湧出量は全国第4位(138.6kL/分)と温泉の宝庫でもあります。 ※公衆浴場数…総務省「社会生活統計指標」(2021年度) ※温泉地数・湧出量…環境省「温泉利用状況」(2022年度) 【動画あり】「鰐の湯」は男女の大浴場が日替わり 「石」がテーマの「うぐいす」で露天風呂へ そんな青森の温泉や銭湯までミュージシャン&芸人・ワハハ本舗のタマ伸也さんがドライブするシリーズ「ドライ風呂」。訪ねたのは、大鰐町(おおわに・まち)にある県内でも有名な温泉地です。十和田市出身の芸人・斗澤やすあきさんの案内で出発します。それでは、レッツ~ドライ風呂~!
温泉が好きなのは人間だけじゃない!温泉に育まれた町の名物がここに!
2人がやってきたのは大鰐町の【鰐come】。こちらは、『“大鰐温泉”を手軽にお楽しみいただける』がコンセプトの【鰐の湯】のほか、町自慢の名物【大鰐温泉もやし】を販売する売店や、フードコートなどが併設する人気の複合施設です。 ※【大鰐温泉もやし】とは? 大鰐町に古くから伝わる幻の冬野菜。温泉熱と温泉水のみを用いる温泉の町ならではの独特の栽培方法により、350年以上前から栽培されてきた伝統野菜の一つで、津軽藩第三代藩主・信義公が大鰐で湯治する際には、必ず献上されたといいます。 「鰐come」 相馬康穫さん 「大鰐温泉自体は800年の歴史がございまして、源泉が72℃ほどありまして熱いんですよ」 「大鰐温泉」は800年もの歴史があり、明治、大正、昭和と“湯治客”でにぎわい、多くの人々を癒やしてきただけではなく、町の名物をも育んだ温泉です。せっかく説明してくれていますが、タマさんは、相馬さんが着ていたTシャツが気になって仕方がない様子。
【鰐come】相馬康穫さん 「これは【大鰐温泉もやしTシャツ】です。(もやしの絵は)実物大です。めちゃくちゃ売れています」 相馬さんが着ていた【大鰐温泉もやしTシャツ】はお値段1800円。相馬さんは、東京に行った際に山手線の電車内で着ている人を見たこともあるんだそうです。ちなみにTシャツに書かれている「わいはっ!」は、青森県の津軽地方の人が驚いたときによく発する言葉で「あらまぁ」や「わぁ」といった感情を表現する津軽弁。 Tシャツよりさらに、もっと売れているのが【大鰐温泉もやしタオル】(880円)。束になった大鰐温泉もやしの絵がプリントされていて、お湯につけると、もやしがちゃんと茹で上がったかのように絵の色が濃くなって浮き出てくるといいます。 それでは、お待ちかねの入浴タイム!