【バレー】止まらない、止められない姫路が開幕11連勝。群馬は白岩蘭奈が躍動するもセット奪取に至らず。千葉、南緋加里が輝く V2女子
バレーボール2023-24 V.LEAGUE DIVISION2 WOMEN(V2女子)は1月14日にヤマト市民体育館前橋(群馬県)にて2試合を開催した。 第1試合、ルートインホテルズブリリアントアリーズ対千葉エンゼルクロスは3-0でルートインが勝利。 双方前日の疲労を抱えた状態での試合となったが、攻撃力に勝るルートインが終始試合のペースを握り、試合を押し切った。 昨季から大幅にメンバーが入れ替わり、なかなか勝ち星に恵まれていない千葉エンゼルクロスだが、上昇の気配はある。 ミドルブロッカーの南緋加里はルートイン戦でアタック決定率53.3%、サーブ効果率15.6%と数字を出した。 「小学生の時、後輩が先にフローターサーブをマスターしたのが悔しかった。そこからずっとサーブを強化してきた」 と語った南選手。今後の活躍に注目したい。 第2試合、群馬グリーンウイングス対ヴィクトリーナ姫路は3-0のストレートで姫路が勝利。前日にルートインから初めてセットを奪われた姫路だが、開幕から続く連勝は継続。勝ち星を11に伸ばした。 群馬は前日の千葉戦で逆転勝利に貢献したメンバーがスタートから出場。セッター栗栖留生、オポジット林田愛佳、ミドルブロッカー伊藤寿奈らがスタートコートに立ったが、思うように攻撃が機能しない。 第2セット途中からセッターを経験豊富な角谷未波にチェンジ。 第3セットからは白岩蘭奈とハンタヴァ・エヴァンゲリアを投入して両選手の猛攻からリードする局面も作ったが、直後の連続失点が響き、セット奪取には至らなかった。 姫路はルートイン戦で流れを変える働きを見せたセッター櫻井美樹をスタメンに起用。何度か訪れた苦しい場面を乗り越え、粘り強く試合をコントロールし、チームを勝利に導いた。 スパイカー陣ではタイ代表のモクシー・ チャッチュオンがバックアタック4点を含む19得点の活躍。攻守の柱として大きな存在感を見せた。 次戦は1月20、21日。宮城県、岐阜県、熊本県、静岡県で8試合が開催される。 1月14日終了時点での勝敗は下記の通り。 ・姫路(11試合11勝0敗、30ポイント) ・ルートイン(10試合9勝1敗、24ポイント) ・JAぎふ(10試合8勝2敗、22ポイント) ・群馬(9試合5勝4敗、14ポイント) ・熊本(9試合4勝5敗、13ポイント) ・仙台(7試合3勝4敗、9ポイント) ・浜松(7試合2勝5敗、9ポイント) ・大野石油(10試合2勝8敗、7ポイント) ・千葉(8試合1勝7敗、4ポイント) ・GSS東京(9試合0勝9敗、0ポイント) V3女子は三重県で2試合を開催。カノアラウレアーズ福岡とアルテミス北海道がヴィアティン三重に勝利している。 開幕から6連勝の倉敷アブレイズが首位。アルテミスは現在5連勝中で2位につけている。