宝くじの『ゲン担ぎ』は人それぞれ!「冷凍庫に入れる」「服を赤一色で固める」もし10億円当たったらあなたは...?高額当選の名物売り場を定点観測
今年も「年末ジャンボ宝くじ」の季節がやってきました。今年は1等前後賞合わせて10億円だということです(1等:7億円 1等の前後賞:1億5000万円)。もし10億円が当たったら、あなたはどうしますか? 【写真で見る】約50年前の宝くじ売り場…ずら~っと長い列が!当時は1等1000万円
11月21日、大阪・天神橋筋商店街にある宝くじ売り場「天六チャンスセンター」。 (スタッフ)「年末ジャンボと年末ジャンボミニ、きょうからでございます」 訪れた人たちに聞いてみました。『10億円が当たったら何に使いますか?』 「そんなもんマンションかハイツ経営すんねん」 「島買う。瀬戸内海に」 「貯金します」 「ごはん食べに行く。焼き肉」 夢はでっかく?それとも堅実?10億円を夢見る人々が集う宝くじ売り場の1日を定点観測しました。
1等が当たったら「介護施設や医療に寄付するよ」
午前10時、開店間もなく、やってきた男性。 (販売員)「大きく当たりますように」 (男性)「はいはい、ありがとう」 「(Q何枚買った?)30枚。(Q1等が当たったらどうする?)介護施設とか医療とかに寄付するよ。もう1人やもん。娘とか妻がみんなアメリカ行っちゃってニューヨークで生活しているから。もう年も年やし、84歳やから」 続いてやってきた人は、左右どちらの窓口で買うか迷った末…左側の窓口で100枚を購入しました。 「うちら愛媛から来とんやけど、(愛媛では)だいたい窓口が1つしかないけど、ここは2つあるから。夢、夢、夢を買うのが楽しいだけ」
今も昔も変わらない『宝くじを買う理由』
天神橋筋商店街の宝くじ売り場ができたのは前回の大阪万博が行われた1970年。当時、大阪の別の宝くじ売り場を撮影した映像には、長~い行列ができていました。大阪万博もあってか活気あふれる様子が伝わってきます。このときの1等は1000万円。当時の人たちの買う理由は…。 「お金という気持ちで買っているんじゃないですけどね。ただ単に楽しみで」 「当たりまへん。カスは当たります」 それから半世紀以上たっても…。 「当たるもんちゃうから、宝くじ」 「楽しみやから。当たれへんと思ってるけど当たるかもしれん。無理やけどね」 時代が変わっても「当たらない」は口癖のようですが…実はこの天神橋筋商店街の天六チャンスセンターは1992年からの総額で31億円以上が出た高額当選の売り場。2021年も年末ジャンボで1等前後賞の1億5000万円が当選しているのです。