「ブルーピリオド」公開記念舞台挨拶にて、左から萩原健太郎、板垣李光人、眞栄田郷敦、高橋文哉、桜田ひより。

映画「ブルーピリオド」の公開記念舞台挨拶が本日8月20日、東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの眞栄田郷敦、高橋文哉、板垣李光人、桜田ひより、監督の萩原健太郎が登壇。本作に眞栄田の兄・新田真剣佑が出演していることがサプライズ発表され、キャスト一同が驚きの表情を見せた。 【画像】弟に内緒で出演していた新田真剣佑 山口つばさの同名マンガを実写化した「ブルーピリオド」は、眞栄田扮する主人公・矢口八虎が1枚の絵をきっかけに美術の世界にのめり込み、国内最難関の美術大学・東京藝術大学の受験に挑む物語。高橋は同級生・ユカちゃんこと鮎川龍二、板垣は八虎のライバル・高橋世田介、桜田は美術部の先輩・森まるを演じた。 サプライズキャストについて萩原から「新田真剣佑さんです！」と発表されると、驚く登壇者たちとともに客席からもどよめきが。新田からのコメントには「皆さんこんにちは。郷敦をよく知る者です笑 何故コメント？と思う方も多いと思いますが、実は映画『ブルーピリオド』に少しだけ出演させていただいてます！」とあり、「話せば長いのですが…なんと映画の現場にこっそり遊びに行った際に、監督のアイディアで出演させていただけることに。主演の現場でお芝居をしている弟の姿はすごく立派でした。いつかセリフをかわせる日が来るのを楽しみに待ってます」と期待が込められていた。 実は渋谷でのシーンで冒頭5分に登場していた新田。出演した経緯を聞かれた萩原が「（新田が）現場に来ることになって、僕から出演をお願いしたんです。本当に八虎の脇を通りすぎるシーンだったので現場で気付いていたか聞きたくて……」と質問すると、眞栄田は「あの日、やたら現場全体に緊張感があったんですよ。で、観察していたら気付いてしまったんですけど（笑）」とすでに知っていたことを告白し、“逆サプライズ”状態に。「めっちゃびっくりしました。（新田が）モニターとか見てましたけどね（笑）」と、極秘出演のはずだった新田のまさかの行動を暴露した。そして手紙に書かれた兄弟共演について「いつかやりたいねって言ってます。温めております」と思いを口にした。 劇中、八虎が先生に言われた一言が「名言だ」と反響が多く寄せられていることから「実際に影響を受けた一言は？」というトークテーマも展開。眞栄田は「『ブルーピリオド』に届くコメントと感想からすごいパワーもらえますね。今撮影している作品もがんばろうと思えます」と感謝する。高橋は「本当に体が資本だから、いろんな人に『休んでいいんだよ』と言われて。もともと休みなんてあっても意味ないっしょってタイプだったんですけど、休むことに重きを置くようになりました」と影響を受けた言葉を明かした。 また板垣は「中学の頃、デスクにお札を書いて貼っている面白い先生がいて、僕もそれをまねして貼ったりしてました。学生の頃の多感な時期に先生や大人の影響ってすごく大きいなと思います」と八虎のようにアートへの興味を持ったエピソードに言及。桜田は「犬の存在が一番大きくて。仕事で落ち込むときも『この子を守らないと』と思ったので、桜田ひよりが成長するために出会ってくれたんだなと思います！」とパワーをくれる存在であると話した。 「ブルーピリオド」は全国で上映中。 ■ 新田真剣佑 コメント全文 皆さんこんにちは。 郷敦をよく知る者です笑 何故コメント？と思う方も多いと思いますが、 実は映画「ブルーピリオド」に少しだけ出演させていただいてます！ 話せば長いのですが…なんと映画の現場にこっそり遊びに行った際に、監督のアイディアで出演させていただけることに。 主演の現場でお芝居をしている弟の姿はすごく立派でした。 いつかセリフをかわせる日が来るのを楽しみに待ってます。 この夏1番胸が熱くなり涙する映画を是非劇場でご覧ください。 (c)山口つばさ/講談社 (c)2024 映画「ブルーピリオド」製作委員会