<春に挑む>関東一 選手紹介/1 高橋徹平主将 /東京
◇長打でチームけん引 高橋徹平主将(2年) 3月18日に阪神甲子園球場で開幕する第96回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に、都内から関東一が出場する。大舞台に向けて練習に励む選手の横顔を紹介する。(プロフィルは(1)投打(2)身長、体重(3)出身中学・チーム(4)センバツへの意気込み) 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 1年生の春季関東大会からベンチ入りし、同学年をまとめてきた。昨夏に新チームの主将になり、全体を見なければならない役割に苦戦する日々だが、秋の都大会では3本塁打を放ち、三塁を守ってチームを引っ張った。優勝が決まった瞬間、マウンドにいた坂井遼(はる)(2年)と真っ先に抱き合った。「自分たちがやってきたことは正しかった」と思えた。 入学時は体重が100キロを超えていたが、冬場の走り込みと食事制限で、半年で20キロ減量した。この冬は持ち味の長打力に加え、打撃の確実性を高めるため芯に当てる練習に励んでいる。 小学生の時は「センスがある」と思っていたが、中学に入って自分より上手な選手がいることを知った。その時両親に言われた「努力はセンスに勝る」という言葉を座右の銘にしている。 釣りが趣味で、帰省すると自宅近くの多摩川でバスやコイを釣る。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)180センチ、92キロ(3)西多摩ボーイズ(4)新基準のバットで甲子園第1号本塁打を放つ。 〔多摩版〕