F1ハースが来季から19歳ドライバーのベアマンを起用 小松代表も評価「信じられないほど成熟」
F1のハースは3日、19歳の英国人ドライバー、オリバー・ベアマンと2025年から複数年契約を結んだと発表した。今季のハースはニコ・ヒュルケンベルク(36=ドイツ)、ケビン・マグヌセン(31=デンマーク)がドライバーを務めているが、ヒュルケンベルクは来季からキックザウバーへの移籍が既に決定。ベアマンとコンビを組むもう1人のドライバーは未定となっている。 【画像あり】 豊田章男会長の愛車は?珠玉の6台披露 まさかのトヨタ以外の名車も!? フェラーリの育成プログラム出身のベアマンは今季ハースのリザーブドライバーを務める一方で、プレマ・レーシングからF2に参戦。フェラーリのリザーブドライバーでもあり、今季第2戦サウジアラビアGPでは虫垂炎で欠場したカルロス・サインツ(29=スペイン)の代役として史上3番目の若さでF1デビューを果たし、7位に入賞した。 ハースの小松礼雄代表は「オリバー・ベアマンのような才能ある若手ドライバーに、F1で初のフルタイムのシートを与えることができるのは、とてもエキサイティングなことです」とコメント。「彼はスクーデリア・フェラーリ・ドライバー・アカデミーの指導の下、信じられないほど成熟したドライバーに成長しました。サウジアラビアGPに出場するために土壇場で呼び出されたとき、世界はそれを目の当たりにしました。オリバーは、その任務に十分に備えていることを証明しました」と成長を評価し、「ドライバーとして彼をさらに成長させ、マシンの内外を問わず彼の才能から恩恵を受けるのを楽しみにしています」と期待を寄せた。 ベアマンはハースを通じ「言葉で表現するのは難しいが、ハースF1チームのF1ドライバーになると声高に言えることは、私にとってこの上なく誇らしいことです。子供の頃に夢見ていたことを実現できるごく少数の人の一人になれるのは、本当に素晴らしいことです」と感激のコメントを発表。チームオーナーのジーン・ハース氏や小松代表らに感謝を述べ、「全力を尽くすつもりです」と誓った。