[MOM4683]履正社GK松下波留(1年)_身体能力とメンタルは「負けていない」。174cm守護神が1-0勝利へ導く
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ] [4.28 関西 U-16 ~Groeien~G1第1節 履正社高 1-0 三田学園高 ダイセル播磨光都第1G] 【写真】お相手がJ1選手だったと話題に…元アイドルの女優が2ショットで結婚報告 アピールの1-0勝利だ。履正社高(大阪)は「関西U-16 ~Groeien~2024」G1リーグ開幕戦で三田学園高(兵庫)に完封勝利。身長174cmの守護神、GK松下波留(1年=AS.SOLVIENTO 四日市出身)がマン・オブ・ザ・マッチに選出された。 前半、DFライン背後を狙われて打たれたシュートを的確なセービングで阻止。相手がシュート本数を増やす中、松下は「こういう押し込まれてる状況の中で焦ったら一番ダメなんで、気持ち落ち着かせて、『冷静にいってやろう』って感じでした」と振り返る。 拮抗した展開の中、0-0で前半終了。勝負の後半、「冷静に出るところは出て、出ないところは出ないっていう感じで判断をはっきりさせようと思ってやっていました」という松下はこの45分間も、安定した守りを続ける。 味方も1点を奪い、1-0で勝利。「前半、厳しい状況が続いて、押された時間帯もありながら、まず無失点で終われたのが一番良かったなと思います」と微笑んだ。松下は先を行くライバルたちとポジション争い中。貴重なアピールになった。 松下は「低身長ではあるんですけど、ジャンプ力とか、反射神経とか、そういう絶対的な身体能力が武器で、そこを活かしてやりたいなと思っています」という守護神。足の速さも武器だ。 現在、トップチームのゴールを守っているGK新宮尋大と自身よりも10cm近くサイズの大きいGK二宮悠樹が同学年のライバル。彼らには身体能力、また気持ちの強さでも負けていないという自負がある。 「気持ちはまず負けてないと思います。(地元を離れて)寮生活とかあって、みんなからの期待を背負いながら来ているんで、『自分が一番になってやる』っていう気持ちになってるんで、メンタルの部分が一番負けていないと思います」 目標とするGKは、履正社OBで現在大阪産業大に所属するGK湯地駿介だ。身長163cmと小柄ながら、強豪・履正社のゴールを守り、プレミアリーグWESTでJクラブユース勢から勝利も。松下は「(自分よりも)もっとちっちゃい163とかで。でも、履正社のゴールマウスを守っていた。見ててほんとに感銘受けたんで。影響されました。ほんと憧れて、それで来たっていう感じです」と憧れの先輩の存在が力になっていることを説明した。 課題のビルドアップを改善し、自分も履正社の守護神へ。そして、「低身長の子とかに夢を与えられるキーパーになりたい。自分が後ろにいれば信頼してもらえる、頼れるキーパーにはなりたいと思っています」。自身が湯地に勇気づけられたように、自分も大舞台で活躍し、多くのGKに夢を与える。
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