「時代にあわせ会社も」大学で地元企業の特別講義【愛媛】
地元で働く良さについて学生たちに考えてもらおうと県内企業の経営者らを招く特別講義が愛媛大学でこの秋から行われています。 この講義は地元の優良企業を知るきっかけを作ろうと愛媛大学と愛媛朝日テレビが共同で企画していて社会共創学部の学生が対象です。 21日、講師を務めたのは伊方町に本社を置きシラスの加工販売で知られる「朝日共販」の福島大朝社長で、約60人の学生を前に原点となる漁師の経験について話しました。 【朝日共販 福島社長】 「今まで漁師さんが培ってきた勘、風を読む、潮を読む、魚の声を聞け…これが漁師の言葉です」 その上で「時代のニーズにあわせて会社を変化させることが大切」と話して「しらすパーク」を軸に観光事業などにも挑戦していることを説明しました。 また、質疑応答で学生から「地方から世界へ」という企業の姿勢について問われると、福島社長は「東南アジアをターゲットに回転寿司などに関する事業を展開していきたい」などと答えていました。 【女子学生】 「様々な工夫を取り入れながら変革を遂げている過程を聞くことができて面白かったです」 【男子学生】 「初めて知ったことが多くてこれからもっと日本が発信していったら魚文化の振興にもつながってくるんじゃないかなと思いました」 愛媛大学では、この特別講義を通して学生に少しでも県内企業へ興味を深めてもらいたいとしています。