【RISE】実力伯仲の大接戦、志朗が田丸辰との決着戦を僅差で制す
RUF presents RISE WORLD SERIES 2024 YOKOHAMA 2024年9月8日(日)神奈川・横浜BUNTAI 【写真】右の三日月蹴りを突き刺す志朗 ▼メインイベント(第13試合)RISE世界バンタム級(-55kg)タイトルマッチ 3分5R無制限延長R 〇志朗(BeWELLキックボクシングジム/王者) 判定3-0 ※50-49×3 ×田丸 辰(挑戦者/TRY HARD GYM/RISE WORLD SERIES 2023 -54kgトーナメント王者/挑戦者) ※志朗が初防衛に成功。 志朗はジュニアキックを経て2009年8月にタイでプロデビュー、翌年1月に国内でプロデビューを果たした。2016年1月にはISKAムエタイ世界バンタム級王座を獲得して2度の防衛に成功。2018年11月からはRISEに参戦し、那須川天心とは2度対戦。2023年3月にディーゼルレックをハイキックでKOし、RISE世界バンタム級王座に就いた。 「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では準決勝でクマンドーイに敗れ、12月にブンロンを初回KOして再起。2024年3月は田丸辰の挑戦を受けて世界王座の初防衛戦に臨んだが、偶発的なバッティングで無効試合となった。6月にはクリスティアン・マンゾに判定勝ち。戦績は31勝(13KO)6敗4分1無効試合(タイの試合は除く)。 田丸はジュニアキックボクシング出身で、卓越したボクシング技術とディフェンス能力でプロデビュー後は10戦全勝(2KO)と無敗の快進撃で2018年11月に初代RISEスーパーフライ級王者となった。一時はスランプに陥ったが、2022年に階級を下げて臨んだ「初代RISEフライ級(-51.5kg)王座決定トーナメント」で優勝し、二階級制覇を達成。「RISE WORLD SERIES 2023 -54kg Tournament」では決勝でクマンドーイを破り優勝した。前戦は2024年3月に志朗が保持するRISE世界バンタム級王座に挑戦したが、偶発的なバッティングにより無効試合に。6月にはジョン・ヒョヌをわずか35秒でKOした。戦績は18勝(4KO)3敗2無効試合。 1R、互いに前手を使って距離を測り、ローを蹴り合う。志朗はスピードのある動きで右ローを蹴るが、田丸もすかさず蹴り返す。左へ少しずつ回り込む志朗。互いにカウンターを警戒しているか、両者とも手数が出ない。田丸の左ミドルに右ボディストレートを打つ志朗。 2R、志朗がジャブと右ロー、お互いにワンツーを出すが距離が足りない。徐々に圧を強めていくのは田丸だが、志朗が右ストレートで下がらせる。志朗のワンツー、田丸はジャブ。このラウンドも両者待ちの姿勢で攻防は少な目。 3R、志朗は右ミドルをヒット。距離が詰まり、田丸の右フックに志朗は右ボディストレートとジャブをボディに。圧をかける田丸を志朗はジャブで下がらせる。田丸のワンツーには志朗が右インロー。前に出る田丸にジャブから右ボディストレート。田丸は距離を詰めて左ストレートを打つが、志朗はかわす。 4R、ジャブを突く志朗に田丸は左三日月。志朗は右ストレートから右インロー。志朗が詰めて左右フックを打つと志朗もすぐに返す。互いにジャブから右ストレート。志朗は右の三日月を蹴り、志朗は徹底して左インローを蹴っていく。 5R、互いにジャブ。ストレートも打つがブロック。田丸は飛び込んでの左ボディ。田丸は左から右フックを返し、志朗は右ストレートから左フックを返す。志朗は左ミドルの強打、田丸は左ストレートを出すが志朗が前蹴りを合わせる。 判定は50-49×3の僅差で志朗が勝利。最終Rの左ミドル強打を取ったか。田丸は納得がいかないような表情を浮かべてリングから降りた。 志朗はマイクを持つと「(KOが多く)時間が早まったので5Rもよかったのではないでしょうか」と苦笑し、「挑戦してくれた田丸くんがいたので防衛戦が成り立ちました。真の王者は防衛してからだと思うので、これで胸を張ってRISE世界王者と言えます。で、60kgとかvs.世界が盛り上がっているので軽量級もよろしくお願いします。12月に出るか分かりませんが、自分を含めてRISEの応援をよろしくお願いします。これからも世界最強を目指して行きます」と語った。
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