ピーチ「うなりくんジェット」就航 成田市の市制施行70周年で
成田空港で21日、成田市の市制施行70周年を記念したピーチ・アビエーションの特別塗装機「うなりくんジェット」がお披露目された。
ピーチはこれまで、成田市と、地域活性化の取り組みを通じて交流人口や関係人口の拡大に努めていて、成田空港をさらに盛り上げる一翼として今回、特別塗装機を運航する運びとなった。
「うなりくん」は市長から成田市特別観光大使に任命され、市の観光キャラクターとしてPR活動を担っている。口ぐせは、語尾につける「うな」。「うなり星」出身で、「宇宙から飛んできて、素敵な空港を見つけて降り立ったところが成田空港だった」ことから、成田に住むことにしたという。
ピーチのうなりくんジェットは、エアバスA320の機体後部に、うなりくんを大きくデザイン。「祝・成田市70周年!」のメッセージとともに、「うな。」と手を振るうなりくんが描かれている。高さ約3メートル、幅約6メートル。左右両側に同じデザインを施し、タテとヨコ4枚ずつ計16枚のデカールで仕上げた。ピーチの広報担当者によると、旅客が搭乗時に遠目からでも写真撮影できるような大きさや位置に配置したという。
この日は午前8時12分出発の沖縄・那覇行きMM503便で、169名が搭乗。ピーチ社員や空港スタッフが手を振って見送る中、出発した。今後は、関西~バンコク線を除く全ての路線で12月末頃まで運航する。
ピーチ・アビエーションの広瀬理紗子さんは「特別塗装機では、ご搭乗の際に客室乗務員からアナウンスでうなりくんジェットの紹介をしている。さらに幅広い方に知って頂きたい」と述べた。