〝よい仕事おこし″フェア開幕 全国の信用金庫が力を結集 北陸応援エリアを設けて復興を後押し
全国の信用金庫が力を合わせ、地域経済の活性化を目指す〝よい仕事おこし″フェアは3日、東京都の東京ビッグサイトで始まった。今年は能登半島地震や記録的豪雨災害に見舞われた北陸地方の魅力を集めた北陸応援エリアを設け、復興を後押ししている。入場無料。4日まで。 城南信用金庫(東京)が事務局を務める実行委の主催。全国各地の信用金庫が協賛している。ものづくりや食品、観光などの分野から全国の約530企業・団体が出展している。それぞれが販路拡大や新規事業の実現を目指し、商談を展開している。北陸応援エリアには石川、富山両県の企業が16のブースを設けている。輪島塗などの名産品をPRしている。 初日は開会式が行われた。城南信金の林稔理事長があいさつし、鈴木憲和復興副大臣、平松広司全国信用金庫協会長が祝辞を述べた。小池百合子東京都知事がビデオメッセージを寄せた。 全国47都道府県のコメを使って福島県会津坂下町の曙酒造で仕込んだ日本酒「絆舞」の鏡開きを行った。今年は石川県七尾市の書家で、願正寺元住職の三藤観映(みつふじ・かんえい)さんが今年1月の能登半島地震、記録的豪雨災害からの復興への思いを込め、ラベルの文字を揮毫(きごう)した。福島県内信金理事長らが参加し、開幕を祝った。
会場に設けられたステージでは、福島県飯舘村の杉岡誠村長と同県矢祭町の佐川正一郎町長が順にそれぞれの町村の特産品などをPRした。 福島民報社の芳見弘一社長が出席した。 最終日の4日は午前10時から午後4時まで。