「燃えるゴミがそのまま」1月3日の“ゴミ処理場”火災 残る1施設に集約で“処理”追いつかず…担当者「復旧には最低でも数カ月」 埼玉・川口市
街中の至る所に残されたままのゴミを目の当たりにした市民からは「やっぱり生ゴミだからね。困りますよね」といった声も上がっている…。 年明け早々、人口60万人強の“埼玉県第2の都市”川口市で起きた異例の事態で、市民生活にも影響が出始めている。 【画像】道路に置かれたままの大量のゴミ
1月3日にゴミ処理場で火災発生
Xへの投稿: 会社から自宅に帰る途中、あちこち燃えるゴミがそのまま。 Xへの投稿: エキチカタワマンのゴミ捨て場。夕方5時を過ぎてもゴミが回収されない。 ここ数日、こうした投稿が相次いでいるのが人口60万人を超える埼玉・川口市。 9日、川口市に行ってみると…。 記者リポート: 本来ですと、おととい(7日)回収されるゴミ袋なんですけども、こういった形でまだ道路にたくさん残ってしまっています。 2日前の7日に回収予定だったゴミが置かれたまま歩道を“占拠”している。 歩道がない道路では、ゴミが大きく車道まではみ出ていて、そこを車が避けて通るなど危険が伴う場所もある。 川口市民: 不安ですよね…カラスが結構来るんですよ。ゴミを散らかしていったり…。 こうした光景が、街のあちこちで見られる原因が、新年が明けたばかりの1月3日、市内にあるゴミ処理場で火災が発生。 従来、2つの処理場で行ってきたゴミの受け入れが、この火災により、残る1つの施設に集約せざるを得ず、処理が追いつかない事態に陥った。 そして、ついに…。 奥ノ木信夫 川口市長: 1月9日、10日のゴミ収集を停止いたします。
担当者「最低でも数ヶ月かかる見込み」
さらに、その影響が、想定外の期間になる可能性が出てきた。 市内中のゴミ処理を一手に引き受けることになった、別の処理場に行ってみると…。 記者リポート: きょう(9日)は一般ゴミの収集がないということなんですけども、センターの敷地内にはゴミの搬入をするトラックがずらりと並んでいます。 9日に搬入されているゴミは、本来は8日までに処理されているはずのものだった。 施設内のゴミの量は通常の3.7倍にも上り、既にパンク寸前だという。 川口市 戸塚環境センター・梨子木芳夫所長: 通常時間でゴミ収集終わらない状況になって、職員の残業とか、通常では考えられないような時間になっている。 気になるのは、こうしたゴミ収集が追いつかない状態がいつまで続くのか。 川口市の担当者: ピットにも入れない状況なので、(復旧まで)最低でも数カ月はかかる見込みです。 (「イット!」 1月9日放送より)
イット!