18年間ありがとう!君こそ初代ミスターサンドラだ!若狭敬一アナ、涙なしのラスト登板!
落合博満さんが認めたアナウンサー
ドラゴンズを愛し続け、そして信じ続けた者こそ最後は野球の神様からご褒美がもらえる。その最も良い例といえるのがこのケース。 過去のサンドラMCのなかでも特に運が良かったのかついていたのか、優勝3回、そして日本一を味わったドラゴンズ黄金時代を担当した若狭アナ。2011年、スワローズ有利と言われる中、大逆転リーグ連覇を果たしたドラゴンズ。ビールかけ会場での落合監督(当時)と若狭アナとの抱擁シーンは今でもドラゴンズファンの中では語り草となっている。 落合監督「若狭!お前、最後までウチが優勝するって言っていたらしいな!お前っえらい!」 唾を飛ばしながら興奮して話す落合監督は滅多に見ることがない。まさに若狭アナを信頼していた証。落合博満さんが認めたアナウンサー。サンドラMC冥利に尽きる名場面であった。
若狭アナといえばドラフト
そして若狭アナと言えば、ドラフトを語らないわけにはいかない。毎年ドラゴンズの1位指名選手を事前予想し、ドラフト会議当日に選手のもとまで出向いていた若狭アナ。しかし2017年まで5年連続で1位指名選手を逃したことから、"外れたのは若狭アナが原因"と疫病神扱いされる始末。翌年の2018年からは、厄落としとして滝行を行い、ドラフト当日は社内幽閉するという荒行(?)の結果、それからの3年間、根尾昂、石川昂弥、高橋宏斗(※「高」は「はしごだか」)3選手の1位指名選手に成功。余談だが、その信じられない結果に某在京球団の首脳陣までドラフト前に滝行に飛びついたというおまけがついたほどだった。
君こそ初代ミスターサンドラだ!
オープン戦ラストとなった3月24日の試合前、グラウンドへ到着する若狭アナを待っていたかのようにドラゴンズナインが集まり、大島洋平選手から花束が贈られた。そして選手全員からの胴上げ。極めつけは放送開始早々、試合直前にも関わらず立浪監督が花束を持って、放送ブースへやって来たこと。つくづく若狭敬一という男はドラゴンズを愛し、ドラゴンズに尽くしてきたのだなと感じたものだった。 "これからもドラゴンズファンであることは変わらないし、(優勝した暁には)ビールかけ会場に乱入します" と、御礼を述べた若狭アナ。彼の目に光る涙は…何もなかった(笑)。そこが若狭敬一の良いところなのだ。 最後に、彼がサンドラに残したメッセージを紹介する。 "サンデードラゴンズの使命はドラゴンズファンとドラゴンズを繋げること" 今週がサンドララスト出演。ただこれからは一ファンとしてドラゴンズを応援し続けてもらいたい。そして勝手ながら、個人的にこれからは今までの貢献と敬愛を込めて、若狭アナを初代ミスターサンドラとして呼ばせてもらう。ありがとう若狭アナ!今後の若狭アナに幸多かれ! がんばれ若狭敬一! がんばれドラゴンズ! 燃えよドラゴンズ! 竹内 茂喜
CBCテレビ