西武・宮川哲とヤクルト・元山飛優のトレードに「大成功の予感」!
西武・宮川 哲投手(東海大山形-上武大-東芝)とヤクルトの元山 飛優内野手(佐久長聖-東北福祉大)のトレードが実現した。投手層の薄いヤクルトと、二遊間の層を厚くしたい西武の思惑が一致した。 【一覧】トレード発表の宮川哲・元山飛優の出身チーム・生駒ボーイズの豪華絢爛なOBたち 宮川は東芝時代、150キロを超える速球とパワーカーブのコンビネーションで、19年のドラフト1位指名を受ける。1年目から49試合に登板。3年目も45試合登板し、西武の中継ぎを支えた。今季は4試合登板に終わったが、通算127試合の実績があり、140キロ後半の速球、多彩な変化球を操っており、山崎 福也投手(日大三-明治大)、石田 健大投手(広島工-法政大)の2人のFA補強に失敗し、思い通りの投手補強ができなかったヤクルトにとっては大きな戦力になりそうだ。 元山は佐久長聖時代、甲子園に出場。鳴門戦で4打数2安打を記録。東北福祉大では大学生を代表する遊撃手として注目され、20年のドラフトでは4位指名を受けた。1年目では97試合で、208打数53安打、3本塁打17打点、打率.255を記録。リーグ優勝、日本一も経験した。しかし一軍出場試合数はルーキーイヤーが最多で、今季は22試合出場にとどまった。二軍では52試合で、5本塁打を記録しており、二塁、三塁、遊撃を守った。意外性のある打撃が持ち味のユーティリティプレイヤーで、西武の内野陣は守備寄りの選手が多く、潜在能力の高い元山の加入は大きな戦力になりそうだ。 両球団にとってWin-Winなトレードになるか注目したい。