ベネディクト・カンバーバッチの怪演が光るサスペンス・スリラー『エリック』Netflixで配信
ベネディクト・カンバーバッチが久々にドラマシリーズに主役として出演し、エグゼクティブプロデューサーも務める意欲作『エリック』が、動画配信サービス「Netflix」で5月30日より独占配信されることが発表された。“ストレンジ”な妄想に取りつかれた男を、思う存分カンバーバッチが“怪演”する、異色でエモーショナルなサスペンス・スリラー。 【動画】「失敗を恐れないこと」真剣な表情で人生相談にアドバイスしたベネディクト・カンバーバッチ 「ドクター・ストレンジ」「アベンジャーズ」シリーズはもちろん、ドラマ『SHERLOCK/シャーロック』や映画『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』(2014年)、『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(21年)などで繊細な演技力を発揮し、アカデミー賞主演男優賞への2度のノミネート歴を誇るカンバーバッチ。先日発表された「第96回アカデミー賞」では、ウェス・アンダーソン監督と初タッグを組んだ短編映画『ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語』(23年)が短編実写映画賞を受賞するなど、活躍の場を今もなお広げ続けている。 そんな彼が新作『エリック』で演じるのは、NYで最も有名な人形使いであり、大人気のこども向けテレビ番組のクリエイターでもあるヴィンセント。高い知性とカリスマ性のある仕事人間の彼だが、生活においては妻や幼い息子をないがしろにしてしまっていた。そんな中、9歳の息子が通学途中に突然失踪。息子を失った喪失感、そして後悔と罪悪感にさいなまれたヴィンセントは、次第に自らを見失って不安定になっていく。 そして、息子が描いた“絵”の青いモンスター“エリック”をテレビに出演させることができれば、息子は帰ってくる――という奇怪な妄想に取りつかれていくヴィンセント。次第にエスカレートしていくヴィンセントの破壊的な行動は、家族や同僚、事件を捜査する刑事にまで及び、彼の味方は、妄想の存在“エリック”だけになっていく。奇怪に満ちた妄想の果てに待つ、一切予測できない物語の行方とは? 配信日決定に加え、表情を失った父ヴィンセント、失踪した息子、そして彼らを闇の中で覆う謎の存在エリックのシルエットが組み合わされた、不穏さと意味深さにあふれたキービジュアルも解禁となった。