元巨人のミキハウス・桜井、8回2失点で社会人初完投も惜敗「次につながるピッチングできた」
◇社会人野球第74回JABA京都大会Bブロック キハウス1―2東芝(2024年4月25日 わかさスタジアム京都) 【写真】ミキハウスの入社式に出席した野球部の田浦、浅野、谷口、深野、競技部の力武、野球部の桜井、三尾、橋、野口 雨の影響で2日遅れて開幕し、2球場で予選リーグが行われた。ミキハウスは元巨人の桜井俊貴投手が8回を6安打2失点で完投したが、打線の援護に恵まれず惜しくも初戦を落とした。 「オープン戦でここまでの形ができていなかった。打者と勝負できているなと思うし、次につながるピッチングができた」 大会前から東芝戦での先発を告げられており、初回は3者凡退で発進した。1―0の3回1死満塁から中犠飛で同点とされるも、4回からの3イニングは単打1本に抑える尻上がりの内容。7回1死一、三塁から併殺崩れで勝ち越し点を献上した。 22年限りで巨人を引退し、23年は巨人でスカウトを務めたが現役復帰。立命大時代に慣れ親しんだ球場のマウンドで直球の最速は140キロ台後半を計測するなど、ブランクを感じさせなかった。 4日開幕のJABA四国大会で投じた6イニングを超え、社会人では初完投。「着実にきているしポイントをつかんだ」と手応えを感じた様子だった。 陣田匡人監督は「チャンスをつくりながら点を取れなかったのが課題。桜井はしっかり投げてくれたし、完投できることがわかった。1年間のブランクがある中で調子を上げてきて、頼もしい存在ですね」と敗戦の中で収穫を強調した。